株式会社C’z 代表取締役 淺場理早子


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代表取締役 淺場理早子

代表取締役 淺場理早子

設立 2009年5月
事業内容
    • パーティードレス・アクセサリー等のレンタル・販売事業
    • WEBサイトの企画・運営事業
会社HP http://www.c-z.co.jp/

最初の転職が起業を大きく意識させた

起業を意識したのは、大学卒業後に何となくで就職した会社を、
わずか9か月で退職し、2社目の会社に転職したときです。

転職先は、自分なりの基準に沿って選んだ、設立3年目の人材系ベンチャー企業。
できるだけ多くの経験をし実力をつけたかったので、
どんな仕事でも休みなしでも必死で働こうと思っていました。

1社目では窓口営業を経験しましたが、受け身の営業のため自らの力で集客し
売上・利益貢献することはできませんし、且つ10年後、20年後でも
できる仕事だろうと判断し転職を決意しました。

そのため転職先選定条件として、無形商材を扱えること、BtoBのビジネスであること、
社名だけでは営業しづらいあまり有名でない企業、という条件であれば
自分自身に実力がつくだろうと考え、転職先を決めました。

2社目は社長や経営陣との距離がかなり近く、彼らと接しているうちに、
「自分はもしかしたら起業がしたいのかもしれない」と思い始めました。

当時の社長はパワーと影響力のある方で、
今思えば当然経営者ならではの悩みを抱えていらしたはずですが、
全くそれを感じさせない程の精神的強さ・タフさを持っていて、私にとっては憧れの存在でした。

経営陣の影響で起業を意識しはじめた頃、起業デッドラインは30歳と決意。
その後の行動は、起業するための準備段階となっていきました。

これまで、営業力やベンチャーの課題等について学んだところで、
次は、組織がどのように動いているのかを勉強しておきたいという思いに駆られ、
その後大企業へ転職することに。
幸い新規事業立ち上げのチャンスを頂いたため過去の経験を活かしつつ、
同時に、数千人規模の組織をどう構築しどう動かしているのか等を勉強していました。

自宅のクローゼットからヒントを得た事業モデル

ベンチャー企業では実務スキル、大企業では事業立ち上げと組織構造について学んだ後、
役員または事業部長の立場で既存事業を動かす経験を積みたいと思い、最後の転職。
WEB系の求人に特化した転職サイトの事業部長を務めるチャンスを頂きました。

30歳を目前にしていたこの頃になって、ようやく、知識をつけるということと、
実際にそれを活かして事業を継続的に成長させていくこととは、
まったく違うということを実感しました。

そこで、近い将来の起業準備のため、経営大学院へ入学。
会社での立場が上になれば上になるほど、誰かから教えを請うことが難しくなっていくため、
大学院で知識を得ると同時に、先輩経営者を探しては小さな悩みも相談するようになっていきました。

起業時のビジネスモデルについては、25歳頃から考えていました。
30歳を迎えたある時、自分が生涯において目指す方向と、自分がいま挑戦したいことと、
人的資源と、予算がタイミングよく揃った瞬間を迎え、
「今しかない」と、予定どおり30歳で起業しました。

レンタルドレスの事業にした理由は、ちょうど2008年頃「シェア」系サービスが注目された時期からで、
今はすっかり定着したカーシェアが日本で始まったのもちょうどこの頃です。

個人の余っているモノと、それを必要としている人をマッチングさせるビジネスが
できないかと考えているなかで、ヒントをくれたのが、自宅のクローゼットでした。

毎日必要なモノではないけど、友人や親戚が借りにくるモノは何かと考えながら、
クローゼットを開けました。そこにパーティードレスが並んでいるのを見た時、
この商材であれば、ターゲット年齢的にも身近なうえ、
そこまで背伸びしなくてもチャレンジできそうだ、と思いついたのが最初のプラン。

その後は、事業案が現実的なイメージになるまで、
毎晩のように5,6人ほどのアドバイザーを呼んで、アイデアを練りました。

そうしているうちに、事業が軌道に乗るまで手伝いたいと言ってくれる賛同者が何名か出始め、
2009年5月に会社設立、事業をスタートさせました。

事業モデルの変更を重ね急成長

事業をスタートする時点では、アイテム数等は顧客反応によって変えれば良いと思っていたため、
具体的なプランは決めておらず、全アイテム数で100点ほどから開始。

事業を稼働させてから軌道に乗り始めたのは、半年ほど経ってからです。
思った以上に売上が伸び、「これなら大丈夫だ」と確信しました。

最初の半年までは、口コミとWEB経由のレンタルのみで、
来店型の運営にするつもりはありませんでした。
しかし、事務所兼倉庫にある商品がもったいなくて、試験的に倉庫そのものを
来店型のショップにしてしまったところ、軌道にのり始めたのです。
日々増えていくレンタル商品数と収益性のバランスから、
来店型を強化しお客様をきちんとお迎えできる環境を整えたところ、
その後も更なる売上成長へと繋がっていきました。

やはり、実際に手に取って試着をして
確かめたいというニーズが強い、ということを実感した瞬間でした。

その後は、パーティードレスだけではなく、ウェディングドレスのレンタルや、
中古商品の通信販売等も開始しています。
今後も、今までの事業領域に捉われず、
新たな事業にチャレンジし続けていきたいと思います。

人が変わるきっかけを与え続けたい

私は、人が変わるきっかけを与えられるビジネスに面白味を感じています。

レンタルドレス事業でいえば、あらゆるアイテムの中から色々試着していくうちに、
新しい自分の一面を再発見していただけるサービスだと思っており、
今後も人が変わるきっかけになるサービスを提供し続けていきたいです。

ビジネスには当然制約があるものの、ベンチャー企業だからこそ、
自由度も高く、できる事業がたくさんあります。
当社は現在レンタルドレス事業を中心に展開していますが、
アパレルやレンタル業にこだわる必要はないと考えており、
条件が揃えば、まったく違う業界への参入もしたいと思っています。

自分の感性のままに行動してみる

企業名や役職、給料が、自分に何かを与えてくれるわけではありません。
今後就職をするうえで、自分のアイデンティティを持つことが大切だと思います。

学生のうちに、自分がどういう考え方をしていて、何が楽しいのか、何をすると幸せなのか、
それを追及するのだったら、何を犠牲にできるのか、というようなことを
考える時間を作る必要があると思います。
自分とはどういう人間なのかを突き詰めることが、第一ステップです。

何歳までにどうなりたい、という具体的な目標が決まっている状態がベストですが、
学生のうちは、分からなかったり決められない場合も多々あるでしょう。
自分の目標が決まらず自信を無くしてしまう人も多いかもしれませんが、
決まらない場合はあまり考え込まず、自分の感性に沿って行動してみてください。
そうして動いている中で、結果的に何か収穫があれば、
あとは論理的に考えて行動すればよいのです。

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