株式会社マックス 代表取締役社長 澤地哲夫


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代表取締役社長 澤地哲夫

代表取締役社長 澤地哲夫

設立 2000年9月7日
事業内容
    • 店頭コミュニケーション事業
    • 営業支援事業
    • フィールドリサーチ事業
    • 情報システム事業
    • 教育研修事業
会社HP http://www.macs-agcy.co.jp/

広告業の限界を感じ、起業

52歳で会社を興しました。
それまでは広告会社、販売促進会社を経験し、
商品をいかにして売ったらいいか、という仕事にずっと携わってきました。
広告業の限界、セールスプロモーションの限界をずっと見てきたんです。

そんな時、ある日用雑貨メーカーが店頭を重視し始めました。
今でこそみんなわかっていることですが、その当時としては画期的なことでした。
30年近く前のことです。

何億円とかけたPOPや什器でも商品が動かない、
何十億かけたCMでも商品が動かない。
そんな中で、名刺大の小さな手書きのPOPで商品が動いたという実績が出たのです。
これはすごいな、と思いました。
それで店頭に力を入れてみたいと思うようになりました。
やはり、消費者は店頭で商品を決める率が高いと気付いたのです。

いろいろな企業の販売促進活動を手掛けてきましたが、
まだまだこの業界は伸びるな、これからだなと実感。
そこで起業することにしました。

売りは現場で完結する

わずか10坪くらいのところでスタートし、1期目から順調に進みました。
時代の潮流が店頭重視の考え方に移ってきていたのです。

不況が続いたことも追い風でした。
物を買わなくなり、消費が少なくなってくると、
企業は接待費を削ったり、広告宣伝、販促費を削っていきます。
しかし、商品を売らないといけない。

売るためにはどこが一番いいかというと、売り場です。
まだネットの時代ではなかったので、その頃から店頭にお金をかけて、
売れる売り場作りをしていこうという流れがあったのです。
当社はそれにうまく乗っていきました。

売れない時代にどう商品を売るのか、それを考えるのが当社の仕事です。
実際に店頭に行って、売り場を作っていきます。
そういったことをやるには人が必要で、現在7、800名が全国で働いています。

人のネットワーク作りには苦労しました。
毎年数千万の募集費がかかりますし、大変な苦労はありますが、
人を集めて教育して、フィールドに送り出す。
フィールドの活動を管理して、成果を挙げさせて、
成果をメーカーにフィードバックしていく。
そうしながら常に売り場を管理していく、という実施業務を負っています。

一番の財産は人

おかげさまで、業績は右肩上がりで伸びています。
時流に合ったこともありますが、一番の財産は人です。
一番の財産である人にかける時間とお金を大事にしていくこと。

社員はもちろん、社員の家族、スタッフさんが働きやすい環境を作っていく。
人なくしてビジネスは成り立ちません。
業界ナンバーワンと言われて、いろいろな仕事を頂けるようになりましたが、
社員の努力のおかげだと思っています。

当社では、こういう社員になってほしい、というものを
「10の行動規範」として示しています。
その中でも、「自分とまわりの仕事を楽しくしよう。楽しもう」ということは、
常に言っています。
仕事は楽しくないと、仕事じゃない。
楽しくできるように工夫できる人が、仲間としてほしいのです。

うちの社員はどこを見ても明るい。
暗い顔をしてパソコンを眺めている社員がいたら、
私が後ろから行って頭を叩くんです(笑)
一人で悩んでいても悩みは解決しないよ、と。
飲み会や、スポーツなどで社員を集めてイベントもよくやります。

とにかく風通しのいい会社にしたいと思っていました。
それで、起業した時から、社員と一緒にごはんを食べ、
社員の家族と一緒に何かやるようにしてきました。
人を大事にしてきたと、胸を張って言えます。

想いの強い組織を作る

ただ、風通しがいいだけではだめで、会社がどこに向かって、
何年後にどうなっているかを社員に見せる必要があります。
3ヶ月に1回は必ず全社員で4半期会議をします。
1年に1回は、ホテルを借り切って経営総合会議をし、
終わった後にパーティーをします。
そういう場で、私の方針や考え方、今こうなっている、
気を付けてほしいことなどを発信するようにしています。

また、組織の中で共有していくことも大切だと思っているので、
役職ごとに会を作り、ディスカッションをする場も設けています。
今自分のところでやっている仕事の問題点などをざっくばらんに話し合い、
同じような悩みを持った人たちと共有していくようにしています。

実際、社員たちから挙がった声をもとに、「わくわく大賞」というものも生まれました。
社員もクライアントも家族も株主も、みんながわくわくできるような会社を作るべき、
という考え方からきています。
また、海外留学制度を作ったので、これから実施していく予定です。

企業の一番強い形は、事業部損益制度だと思っています。
事業部ごとに営業利益を計算していって、一生懸命やったチームには
インセンティブを出していく。
がんばっている人を認めていく仕組みです。
ただ、競争ばかりにならないように、他の施策と合わせて人を見ていく必要があります。

将来的には、事業部を分社して、そこの社員が
社長になっていくのもいいと思っています。
7、8年後には、マックスグループとして売り上げが
100億円に到達するようにしたいです。
あくまでも今のマーチャンダイジングビジネスを核にして、
その周辺のビジネスを発展させていくという目標です。

マーチャンダイジングに市民権を!

会社を興した時、マーチャンダイジングはまだ認識されていませんでした。
マーチャンダイジングとは何?というところから始めなければならなかったのです。
商品を売ることは、最終的には店頭で行われています。
お客様は店頭で決めているのです。

だからこそ、メーカーは店頭でどう勝つかに焦点を当てなければいけません。
大手の広告会社の人たちも、やっと店頭の重要性に気が付いてきました。

マーチャンダイジングの活動を広く知ってもらうために、
FMD(フィールドマーチャンダイジング)検定を作りました。
いずれは制度化して、NPO法人にして広げていきたいと思っています。
当社が業界ナンバーワンといっても、業界自体がまだまだ小さいので、
全体の底上げをしていく必要があるのです。

今後、国内だけでなく、アメリカや、東南アジアにも広げていきたいと思っています。
そのために、優秀な人材を集めたい。
「マックス」思考ができる人を増やしていきたいので、
新卒で毎年5名ずつくらい採用しています。
とにかく元気のある人、どんな場所でもしっかり発言できる人がほしいです。

失敗を恐れない精神力を

働くうえでは、やる気が大事です。
やる気がある人には、若くても任せようと思えます。
年齢や経験は関係ありません。
意欲、やる気を重視しています。
今の若い人たちは、野心がない。
「俺がやってやるんだ!」「自分が中心になるんだ!」という気持ちが
非常に少ないのが残念です。

若ければミスを犯したり、過ちを犯したりするのが当然です。
それに一喜一憂せずに、失敗を恐れずに、
何度も何度もトライしていく精神力を鍛えてほしいと思います。

落ち込んで、悩んで、3ヶ月で会社を辞めてしまう人が多いですが、
悩んでいる時こそ違う道を探し、チャンスがあるんだと思えるように
精神力を鍛えていかないといけません。
強い精神力を持って社会に出ていくべきなのです。

精神を鍛えるには、何かをやる時にやり遂げることです。
迷っても悩んでもやりきることが大事なのです。
私も何度も大変だったことがあります。
起業してからもあります。
しかし、乗り越えてきました。
生きていくうえでも精神力が一番大事だと思うのです。

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