株式会社エナリス 代表取締役社長 池田 元英


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代表取締役社長 池田 元英

代表取締役社長 池田 元英

設立 2004年12月
事業内容
    • 電力マネージメント事業
    • エンジニアリング事業
    • スマートコミュニティ事業
会社HP http://www.eneres.co.jp/

きっかけは祖父の話

子供の頃から親族より曾祖父の話をよく聞かされました。

曾祖父は明治時代に木炭や油などのエネルギー分野で起業していました。
かなり成功していたのと同時に、日本が数度の戦争を経験した結果、
エネルギー分野が国有化されることになり、悔しい想いをしていた・・・。

そんな話を聞かされたからか、
小さい頃から「電力」に対して、とても強い想いがありました。
それこそ風力発電という言葉が世間一般に広まっていなかった小学校時代に、
自分で作った機材を学校へ持ち込み実験していたくらいです。

起業したい。
曾祖父と同じようにエネルギーという分野で起業したい。

そう考えるようになったのは、曾祖父の話がきっかけでした。

安定志向の中から始めた社内ベンチャー

外為や金利のデイバティブ業務をしている短資会社でアメリカに赴任した時のことです。
現地で電力取引業務のノウハウを経験した時に
『これを日本に持ちこもう!』
と考え、経産省と折衝を重ねて社内ベンチャーとして、28歳の時に起業しました。

私は、会社の中では非常に珍しい存在でしたね。
何故なら周りは安定志向な人間ばかり。

ただ、その中でも電力という分野に投資してくれる方もいました。
その方達との仕事はとても刺激的で、勉強にもなりました。

その後、5年ミッションの契約でパナソニックに転職しました。
当時電力使用料の負担が同業他社比割高だったパナソニックにおいて、
その解決が私に課せられた使命でした。

結果として年間400億円支払っていた電気料金を10%下げることに成功しました。
退職後、この事業の一部を業務代行という形で当社に委託していただくことになりました。

お客様の悩みに、真摯に一生懸命に仕事に取り組むことで、
人や取引先との繋がり、そしてビジネスも出来上がっていくんだな。
そういうことを、ここでは学ぶことができました。

電力を供給する側のことも考えていく

当社では電力マネジメントを柱の事業としています。

ピンとこない方もいらっしゃいますよね?
東日本大震災以降、電力の効率的利用というものは必要性が増しています。
そんな問題を抱えたお客様の視点に立ち、お客様の問題を解決していく。
それが私達の役割であり、使命と考えています。

ただ、節電という事柄に関しても、単に電気を減らすのではなく
メリハリをつけることで如何に無駄なく電気を使うか。
そういう問題を抱えているお客様もいらっしゃるのです。

私達の立ち位置としてはとにかくお客様の側。そこから物事を考えていく。
これが大前提です。

この前提から、私達は利用する側だけでなく供給する側のことを考えてみることにしました。

昨年から、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まっていますよね?
これにより太陽光、風力、地熱、バイオマスといった再生可能エネルギーが
徐々に普及しつつあります。
ですが、再生可能だという事は知っていても、
その手法を知らない人や企業がほとんどです。
であれば、そのノウハウを理解している私達が関わるべき。

ということで当社では再生可能エネルギーに対する取り組みを行っています。
小さな発電所であれば企画、建設、運営まで全て行っています。

ただ、私達はメーカーではありません。
こういう設備を作ったとしても、お客様が本当にそれを望んでいるのか?
そういう疑問に突き当たってしまうこともありえますし、あります。

ここでも、立ち位置はお客様の側です。
エネルギーの使い方を変える方法や買い方を変える方法など、
お客様がやれることを全てやった上で、それでもダメなら設備機器を変えましょうか?
と提案することにしています。

東日本大震災以降、世の中は様変わりしました。
電力もまた、如何に節電していくか。再生可能エネルギーをどう活用していくか。
非常に注目されている分野です。

だからこそ、お客様のニーズはしっかりと汲み取る。
これを前提に事業を行っていく必要があるのです。

『一芸』を持った自慢の仲間達

当社では採用を、仲間に加わっていただくというイメージで捉えています。
あなたのプレゼンを聞いて、是非一緒に仕事してみたくなったら採用!
そういうイメージです。

ですので、当社の社員は前職がバラバラです。
サッカーのJリーグを目指していた者もいれば、
某デパートのタオル売り場で売り上げナンバーワンを獲得した者もいれば、
元東大の助教授、という者もいます。

まぁ個性豊かでひと癖もふた癖もある社員達ですが、
自分の仕事には自信を持っており、仕事は必ずやり遂げる!
そういう意志を持った仲間達です。

彼らに共通しているのは『一芸』を持っていることです。
逆に言えば『一芸』しかなくてもOKなのです。

大事なのは、トータルでその人を見てキャラが違うことです。
その人のオリジナリティというものを、当社では重要視しています。

例えば、この分野ではこの人が優れていても、別の分野では他の人が優れている。
すると二人とも、相手に対して敬意を持って接します。
時には一方が先生、一方が生徒として教えます。当然、その逆もあります。
互いが互いを高め合うことは、より良い仕事に繋がっていきます。

その人のオリジナリティは、ビジネスをやる上で非常に重要なのです。
ジャンルは関係ありません。
人より何かひとつでも秀でている。
それが当社の必須条件です。

皆さんにとって社会貢献って何ですか?

『エネルギーの効率的利用を通じて世界平和に貢献する』

そんな当社の理念に共感し、
社会貢献をしたいと言ってくれる方が多くいらっしゃいます。

とはいえ、当社は株式会社です。
会社を存続させていく為にはどうしても利益を上げなくてはなりません。

厳しい言い方ではありますが、ボランティア精神で働くのとは違います。
社会貢献をしたいと思いつつも、
お客様のお役に立ったのであれば、相応の対価をもらわなければなりません。
仕事と社会貢献、この二つのバランスを保つこと。
これはとても重要です。

皆さんにとって社会貢献って何ですか?
宮沢賢治の作品に『雨ニモマケズ』という詩があります。

とにかく目立たなくても村に貢献する
でも、でくのぼうと言われて空気のような存在でいたい

そんな内容の中にヒントがあります。
私はこの詩を自分が満足していればいいんだよ、という意味で捉えています。

社会貢献も同じです。
多くを語る必要はないと思います。
自分達に課せられた使命を、自然に果たしていく。
当社はそういう想いでやっています。

とはいえ、この考えが世界中で通用するかは分かりません。
ただ、世界的に見て、皆さんに理解してもらえるような社会貢献の形って
きっとあると思っています。

こういう想いだけは、企業としてずっと持ち続けていきたいですね。

失敗が許されるステージ、それが『ベンチャー』

チャレンジし続けること。
人生一回しかありません。
諦めたら、その瞬間に失敗になります。
ですが、諦めなかったら?
仮に失敗しても諦めなければ、それは成功へのステップになり得ます。
やり遂げる意志が強ければ強いほど、成功する確率も高くなります。

私はベンチャーとは失敗が許される場所だと思います。
だから何でも試すことができるのです。
もちろん、やる前には議論は必要です。
ですが、議論した上で決めたことならば、
仮に失敗したとしても成功の為のワンステップを踏んだと考えて、
むしろできるだけ失敗の損失を抑えるという発想に切り替えるべきなのです。

特にベンチャーへの就職を希望する皆さんは決して忘れないでください。
私達は、皆さんが失敗したとしても、それを非難するようなことはしません。
だからこそチャレンジし続けてください。

皆さんの意見やひらめきが活かされる場所。
それがベンチャーです。

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