代表取締役社長 長橋 真吾


代表取締役社長 長橋 真吾

設立 2011年
事業内容
    • リスティング広告運用代行
    • リスティング広告コンサルティング業務
    • ランディングページ・ホームページ制作
    • WEBマーケティング代行、コンサルティング業務
会社HP http://ppc-master.jp/

結果を作り「出せるか」「出せないか」

僕は大学を卒業して大手会社に入社。
そこでは営業職をやっていて、結構厳しくてハードな世界を体験していました。
もともと夢はなかったのですが、
「お金持ちになりたい!」という気持ちだけはもっていました。
それで歩合などが貰えて、月収100万以上稼ぐ人が多かったある会社の営業職に就いたんです。

そこでは頑張って新卒でもトップ5に入る成績を出していたのですが、
1年ほど経った時に上司が組織移動で代わったんです。
しかし、僕とその入れ替わりで入った上司はあまり馬が合わなくて、
裏切りや成績の横取りなどがあって会社に行かなくなった時期がありました。

もちろん、「会社に行かない」という暴挙に出たために理由を聞かれたので
裏切り行為や数字の横取りなどすべてを話しました。
こうなった場合、上司と私のどちらを会社が守るのかとなるわけですが、会社は上司を守りました。

それは営業マンとしての価値が上司の方が上だったからです。
(横取りを差し引いても数字は負けていました。)

この時に僕は初めて社会の厳しさを知ることになりました。

力が無いとダメなんだと理解して、「正しい」「正しくない」ではなく、
結果を「作り出せるか」、「作り出せないか」だけなんです。

会社としては、結果を作れる人を多く残さないと多くの社員を路頭に迷わせることになるわけですから。

”一”から”十”まで自分で完結できるビジネスを目指して

会社を辞めた僕は、転職活動をすることになりました。
そもそも辞めた理由としては、上司関係の問題だけではなく、
会社の歯車になっているのが嫌だという気持ちもありました。
それは自分の「人生」や「収入」を他人から影響されていると感じてしまったからです。
上司が変わったら自分への評価も変わってしまう、それが嫌だった。
その時から、一人称で稼げるビジネスをやりたいと考えるようになりました。
では、一から十まで自分で完結できるようなビジネスとは何か。
となった時に思いついたのが「ネット」だったんです。

しかし、僕はパソコンも出来ないしタイピングすることも出来ません。
なので、希望しているWEB関係の転職は難しいものとなりました。
そんな時にミクシィに出会い、WEB関係の「人材募集、未経験者OK」と
掲げる会社があったので、飛びついてみたんです。
そして見事に採用され、1年間コピーライティングや
ホームページ制作をやることになりました。

「自分の不甲斐なさ」と「自分の選択」

僕が新しく入った会社は「社長」と「取締役」と「僕」の3人でした。
なので、自分がやらないといけないことがたくさんあって、そんな時に気付いたんですよ。
自分の不甲斐なさというか、何も出来ないんだと。
そこから僕はWEBを含む様々なことを、猛勉強をするようになったんです。

そんな時、「リスティング広告」に出会ったんです。
実際、当時働いていた会社でリスティング広告を運用して、ネットで売上が上がるという実感をしました。

パソコンの需要やスマホの需要は増えていて、
「検索結果に広告表示するリスティング広告を極めればイケる!」と感じました。

けれど僕自身、リスティング広告に対しての知識はなかったので、
当時勤務していた会社を辞め、実際にリスティング広告をコンサルタントしている方の弟子となり、
そこで勉強と経験をして「株式会社リスティングプラス」を設立いたしました。

紆余曲折して独立へと辿りついた僕ですが、もともと根本にあった気がします。
「自由に働きたい」とか、「自分の選択を自分でしていきたい」という思いが。
そしてそれがあったからこそ、「会社を起業する」ことに繋がったのだと思います。

人に必要とされるスキルを身につける

僕は様々な人を見てきたのですが、目標がない人が結構多いと思うんです。
僕自身もありませんでした。
実際、起業したいとか、こうなりたいと思っている人は優秀な学生で、
大半の学生はどうしたらいいか分からないし、どうなりたいか分からないと思います。
でも「自由に選択できる人生」と、「人に指定されたレールを歩む人生」と、
どっちがいいかと聞かれたら、ほとんどの人が「自由に選択できる人生」を選ぶと思います。

じゃあ、そうなるために「どうする?」と考えたら、
「人に必要とされるスキル」が大切になってきます。
そしてそれを学生の方には、早めに気付いて欲しいですね。

これは僕の体験談に基づいて何ですが、安定志向にいったら駄目なんです。

安定している環境は、すでに先人達に整備されたいわば
「人に指定されたレールを歩む人生」を進むことになります。

実力があってもまず、大抜擢や給与が一気に上がったりはしません。
だから会社として安定しているわけです。

目標はないけれども満足のいく生活をしたいとか、人よりもちょっと良くなりたいな
と思っているのなら、自分を追い込む環境や飛び級できるような環境を選んでください。

一人一人が「経営者」として

僕たちの会社で行っている「リスティング広告代行」というのは、
クライアントさんの集客を支援して売上を上げるお仕事です。

その中で様々な集客データやマーケティングノウハウが蓄積されてきています。

これらのデータをもとに、最終的にはクライアント様の売上アップの支援に加えて
新規で自社のビジネスだったり、自社の通販を始めていきたいと思います。

僕自身が一人称で稼げることを目標にしているので、一人称で稼げる人たちの集団にしたいと思っています。

組織が大きくなればなるほど、役割分担が出来てくるのですが、
僕たちの会社はそういったことをしていなくて、全員が一貫して全部出来るようなやり方をしています。

なので、会社の拡大は他の会社と比べて遅くなりますが、
その分、有名な集客コンサルタントと同様のサービス提供が出来るのが自社の強みです。

一人一人が「経営者感覚」でたった一人でも利益を生める会社。
そんな会社を目指しています。

ミスマッチしている時代をどう乗り越えるのか

今は、「経営側が求めるもの」と「入社してくる側が求めるもの」が、
ミスマッチしている時代です。

経営側は昔の人が多いんですよ。

部活動が厳しい経験だったり、先輩後輩の上下関係だったり、
売り上げあげろ!と怒られたり、引っぱたかれて育ってきている人たちですが、
これから入社する方は、違う環境で育った人も多いと思います。

そこで考え方の違いが生まれているんです。
では、どうしたらこれから入社する方が活躍できるようになるのかというと、
「自分で自分の道を考える」これが一番だと思います。

僕たちの世代は、この会社に入りたいとか、有名な会社に入りたいとかを思いながら会社選びをしていました。

ちょっと前までは上の人が敷いたレールを走ることが成功の法則、王道の道だったんです。

けれど、今はそういうわけにはいかなくて、
様々なニーズが出てきているので従来あった法則が通じない時代なんです。

だからこそ、ニーズが多様化する環境で育った「これからの人たち」が
ビジネスシーンでも活躍できると思っています。

なので、「自分がどうなりたいのか」「どういった人達と働きたいのか」、
それを明確にして自分の力を発揮できる環境を選ぶことが、活躍できることに繋がると思います。