代表取締役社長 新川 宰久

株式会社マッチファインダー 代表取締役社長 新川 宰久

代表取締役社長 新川 宰久

設立 2005年3月
事業内容
  • ミュージックマーケットプレイス「サウンドファインダー」企画・運営
  • ライブイベント企画・制作
  • レーベル事業
  • 旅行企画業
会社HP http://www.matchfinder.jp/

就職活動や働くことに意味がわからなかった学生時代

大学を卒業したものの、「働く」とか「社会に出る」ことの大切さを理解できずに、フラフラした生活が続きました。
しかし、同級生が社会に出て生き生きしている姿を見て、
自分のこだわりやわだかまりを一度捨てて、仕事に就いてみようと考えました。
学生時代、就職活動をしていなかったので、当然ですが簡単に仕事が見つかるわけもなく、
企業がどういうものかもわからない。
そこで考えたのが、企業の人事部に行く仕事をしようと。
最初に就いた仕事は企業の採用活動をお手伝いする仕事で、主に障害者の採用活動を支援するものでした。
まったく経験がないので、まずは2年間で1000社に営業すれば、何か見えるのではないかと考え活動しました。
今となってみると、社会人経験がないのに中途採用で働き始めるという(笑)
普通ではあまり考えられないようなキャリアのスタートでした。
とてもありがたい経験をさせてもらいました。

営業活動を通して、これからの時代がコンピューターだろうと直感しました。
1996年かな?すぐに、IT業界に転職したのですが、
これからの時代を作るという雰囲気をヒシヒシと感じる職場でした。
転職後も営業職でしたが、ここでは広く人脈を作る意味を学びました。
その後、社内情報管理のソフトウェアを販売する会社を上司と創業し、
プレイングマネージャーとして業務にあたりました。

独立後に会社のありがたみを実感

上司とともに設立した会社は、とても忙しく2週間連続出張などというのはざら。
数年後その手掛けたソフトウエアは業界シェアの3割を獲得することが出来、
結果、自分としてはこの業界にやり残したことはないと感じ、独立することにしました。

私は元々音楽が好きで、レコード収集が趣味でした。
ただ、毎日が非常に忙しく、自分が好きなものを楽しむこともままならない。
ひょっとしたら、自分と同じ境遇の人がいるのではないか?
そういう人のために何か仕事ができないか?と思ったんですよね。
海外にはすでにミュージックマーケットプレイスという音楽専門のショッピングモールがあって、
何度か利用したことがありました。
「よし!これを日本で開発しよう」と独立してから構想に入りました。
このあたりが詰めが甘いというか、普通、事業の構想って在職中に考えると思うんですが(笑)
ですので、独立後はあらゆることが大変でした。
システム開発のプロマネなんてやったことがないし、営業もしなければならないし、会計の知識も皆無。
この時ほど会社のありがたみを実感したことはなかかったです。

サウンドファインダーという名前を広く知ってもらうために

サウンドファインダーはインターネット上のサービスなので、安心感の醸成がポイントだと思っています。
また仕事の幅を増やしていくためにも、できるだけ多くの方に顔と名前を覚えてもらうようにしたいと思っています。
その活動が奏功したのか、最近ではサウンドファインダーという名前をご存じの方が増えたような気がします。
昨年からはネットを離れたところで
どのようにサウンドファインダーを認知してもらうか?ということを考えて事業展開し、
ライブイベント企画「霞町音楽会」、
近畿日本ツーリスト社とのコラボレーション旅行企画「レコー道」、
自主レーベル「FIRST CALL RECORDINGS」、
さらには東京都北区の地域活性化事業での音楽ステージなども手掛けています。
それぞれが有機的につながり、
音楽のことならサウンドファインダーと感じてもらえるようなりたいと思っています。

音楽を通じて、みなさんと体験の共有をしたい

matchfinderという社名は「あなたにぴったりなものを探します。」という意味を込めて付けた社名です。
起業当初はいろいろな事業を手掛けてきましたが、現在は音楽関連の事業に絞って行っています。
このため、マッチファインダーという社名よりサウンドファインダーというサービス名称を
ご存じの方のほうが多くいらっしゃるかと思います。

弊社は「生活の中心に音楽がある生活を」をキーワードに、
みなさんと一緒に音楽を通じた体験の共有をしたいと思っています。
音楽は多様性です。
私たちサウンドファインダーはこの多様性を皆様にご紹介すべく、
音楽ビジネスにおいてプロフェッショナルであることを約束いたします。
損得ではなく、善悪を優先させるホスピタリティで皆様のご要望に応える企業を目指しています。

音楽は耳だけで聴くものではない

音楽が深い記憶の中におさまった時、音楽はずっとその人の中に残り続けます。
この経験をしてもらうことが音楽を伝えるには必要な活動だと思っていて、
私が今手掛けてる事業の根底にはすべてこの思想が反映されています。
近畿日本ツーリストとのコラボレーション旅行企画「レコー道」も
ライブイベント「霞町音楽会」も
レーベル事業のFIRST CALL RECORDIGNSもすべてそうです。

音楽は耳だけでなく、五感を使って楽しむもの。
音楽を聴いた時に一緒にいた人、その時の場所や風景、心の移り変わりなど、
音以外の要素も音楽には閉じ込められて、人それぞれの腑の中に落ちていきます。

音楽を聴くと言うことに深みを持たせることができれば、きっと音楽ファンが増える。
その象徴としてレコードがあればこれ以上うれしいことはありません。

精神的にタフであることはこれからの時代に必須条件

これからはなんとなく生きることが難しい時代になります。
すべてにおいて自己責任で考えなければならない時代がもう目の前にやってきています。
どんな大企業であっても安定はしていないと思ったほうがいい。
自分自身で自らの道を切り拓く覚悟がこれからは必要です。
このマインドを持てば他人との比較をしなくなる。
何が勝ちで、何が負けかということも気にならなくなると思います。
つまらない評価、価値判断に自分をわざわざあてはめることなく、自分が信じた道を貫くことを忘れてはいけません。