代表取締役社長 清水 勇介

株式会社ソーラーリフォーム 代表取締役社長 清水 勇介

代表取締役社長 清水 勇介

株式会社ソーラーリフォーム
設立 2012年1月
事業内容
  • 太陽光発電システムの販売・施工)
  • オール電化機器の販売・施工
会社HP http://www.solar-reform.jp/

経営に関心を持ち続けていた学生時代

子供のころから会社経営に興味がありました。
これは父親が自営業であったことの影響が大きかったと思います。

自分の父親と一般的なサラリーマンと比較して、
経済的に多少なりとも裕福で、何よりも自分の意思で自分の人生をコントロールしているように映り、
自分もそうありたいと思っていました。

単純にそれらは全て自分で商売をやっているからだと思い、自分も将来社長になりたい。
何か事業をやってお金儲けをしたいと考えていました。

親が教育熱心だったお陰で、幼稚園から受験をしてずっと私立の学校に入れてもらっていましたが、
私自身は勉強嫌いだったため、東大や京大などの一流大学にはとても行けないと早々に判断され、
それならせめて英語でも身につけた方が
社会に出て食いっぱぐれはないのではないかという考えで高校から米国に留学させてもらいました。

そのまま米国の大学に進学したのですが、親から手に職をつけろと言われ、
一旦歯学部に入学しましたが、やはりビジネスの世界に進みたいという想いが強く、
1年経って経営学部に専攻を替えました。

新卒でネットベンチャーのスタートアップに参画

大学在学中はインターネットの黎明期で、私も毎日ネットを使っていたのですが、
私の場合はテクノロジーには全く関心がなく、
ネット上での商取引について大きな可能性を感じていました。

当時は日本とアメリカで価格差が大きな商品がたくさんあり、自分で通販サイトを作って
日本で売れそうな商品を探しては、ネット通販最安値を実現できる仕入れ先を開拓し、
靴、玩具、自動車部品まで様々な商品を自作のサイトに掲載し、日本向けに販売していました。

商売としては割と順調で、車を買ったり、学費の一部を賄える位は稼いでいました。
就職しなくても最悪ネット通販で食っていけると思っていたので、いくつか起業のビジネスプランを
考えていたのですが、最終的には父より自分で起業する前に人に使われたり、
もっと社会の事を勉強してからでも遅くはないのではとアドバイスをもらい、
就職する事にしました。

当時の会社を選ぶ軸として、
将来自分が経営者になる上で最も役に立つ経験を積めるような会社に行きたいと考えていて、
その時は経営コンサルティング会社かベンチャー企業のどちらかだと思っていました。
理由は、年齢が若くても経営に関わるような仕事ができるチャンスがありそうと考えたからです。
特にベンチャー企業は能力とやる気次第で若手にもチャンスは沢山ありそうだと思い、
また経営者との距離が近く経営の疑似体験ができると考えていました。

当時はよく分かっていなかったのですが、
コンサルティング会社といっても自分が考えていたような仕事ができるのは
極一部の戦略系と呼ばれる会社だけで、あとは大体システム開発をやるような会社だったので、
これは違うなと思い、結局ベンチャー企業に行くことにしました。

転職を重ね、必要な経験を積む

社会に出るまでは、経営するには起業するしかないと思っていたのですが、
日本でも創業者や株主から雇われるプロの経営者が少しずつですが増えてきており、
自らどうしてもやりたいと思える事業なりに出会って起業するまでは
経営者としての能力を磨いていこうと考え、
実際に経営者としてのキャリアをスタートさせるまでは、
下積みという意識でスタートアップから一部上場ベンチャー企業まで
大小様々な事業会社と戦略系コンサルティングファームで
経営企画や新規事業の立ち上げなどの仕事を主にしてきました。

そして現在は、当社グループの創業者である都築と出会い、
グループ全体の経営に加えてソーラーパネルをネット販売する戦略子会社の経営に注力しています。

日本最安値と充実のアフターサービスは当社ならではの価値

太陽光のパネル設置は、イニシャルコストはかかりますが、設置後は電気代が安くなる上、
余った電気を電力会社に売れるので、10年程度で初期費用が回収出来て、
その後は逆に利益を産むのでお客様にとって経済的メリットが非常に大きな商品です。

当社の販売価格は日本最安値なので、導入コストは他よりずっと安く済み、
結果的に投資回収が早く進むことになります。
これが当社で購入頂く最大のメリットだと考えています。
一方で、価格が安いだけではなく、
アフターや保証等の面でも競合他社を上回るサービス内容を用意しています。
例えば工事保証に関しては、他社が5年、10年という保証期間が主流の中、
当社の保証期間は20年という長さです。

多くの企業が太陽光事業に注目し、参入してきている中で、
当社は日本最安値、充実したアフターサービスという圧倒的に差別化された価値を、
お客様に提供しています。

勝つための戦略は「ネット上で最安値」

当社は日本で最も安い価格で商品を販売しています。
正直ここまで安い価格で販売しなくてもそれなりには売れるのですが、
敢えて市場価格を大幅に下回る価格で販売しています。

今日得られる利益を削ってでも、シェアを伸ばしておく事で価格面での競争優位を確立する狙いです。

現状では、太陽光発電という商品の内容をよく知らない人が殆どなので、
提案/プッシュ型の営業スタイルの販売効率が良く、
訪問販売事業者が小売シェアの大半を握っていますが、
東日本大震災をきっかけに太陽光発電について商品内容の理解が急速に進む事で、
今後益々コモディティー化が進み、恐らく向こう数年で販売の主流は家電量販店やホームセンターなど
店舗型のチャネル及びインターネットに移行するとみています。

全国に店舗網を持たない弊社ではネットに注力する事で生き残りを図ります。
ここはまだ空席。
メジャープレーヤーはまだいないので、今のうちから最安値で販売する事で
圧倒的なプレゼンスを確立していきたいと考えています。

学生へのメッセージ

先ず、自分が仕事を通して手に入れたいモノを明確にする事。

それは、成し遂げたいと思う事、なりたい人物像、手に入れたい能力、お金、地位、名誉、
モテたい、何でもいいです。
途中で欲しいモノが増えても、変わってもいいです。
ただし、それらは本当に自分が心から欲するモノでないといけません。
何故なら人間は自分の欲に最も忠実で、
それが苦しい事を乗り越える為のモチベーションにつながるからです。

良く言われる事だと思いますが、
最近の学生の多くは、気合いやハングリーさが足りないように見受けられます。
それは本当に自分の欲しいモノや目標が明確でないために、
そこまで頑張る理由が無いというのもあるのではないでしょうか。

社会に出て20代をどのように過ごすかが、
職業人としての人生を左右するといっても過言ではありません。

人に育ててもらうという意識は捨てた上で、
自分が最も成長出来そうな環境(会社)に身を置くことを考えてください。
決して初任給や福利厚生など目の前の条件で会社を選んではいけません。
そんなもの後々得られるモノに比べれば取るに足らないほど些細な事です。

是非一度自分が人生を賭けてまで手に入れたいモノは何か自問自答してみて下さい。