代表取締役 杉山 忍

株式会社横浜住販 代表取締役 杉山 忍

代表取締役 杉山 忍

株式会社横浜住販
設立 1987年10月
事業内容
  • 総合不動産業
会社HP http://www.yokohama-juhan.com/

家業を営む父から得た商人魂

私は、神奈川県横須賀市の小さな町の商店街で、
和菓子屋とお弁当屋を営む父母の息子として生まれ、
子供の頃から学校が終わるとお店のお手伝いをしていました。
店先に立つお店番です。

いつの頃からか、自分も家業を営むのだろうと自然と思うようになります。
しかし、当時は学歴社会だったということもあり、
父母も大学進学を望んでいた為、私も普通に高校まで学問に励み、
受験を終え、無事大学に入学。しかし1年も経たずに中退。
私にとって大学生活は、ただ講義を聞くだけのもので、
この4年間は意味のない時間と費用だと感じたからです。
大学を中退した私は、勿論、父母と共に家業に専念することとなります。
将来、この家業を継ぐのだと考えて毎日働いていました。
転機は35歳の時です。少しの間だけ、一度でいいから
他の世界を知ってみたいと思うようになりました。
自分を試したかった。

そこで、不動産営業の世界に飛び込みました。
実際、スーツを1回着てみたかったという理由もありますけどね(笑)
この実家で学んだことは多くあります。それが世間で通用するか試したかった。
特に父は、何に対しても厳しく、馬車馬のように働く商売人でした。
そして自分の店を愛しておりました。私の情熱的な性格は、
そんな父から受け継いだ商人魂から来ているのではないかと思います。

商売人としてのプライドと意識を持って

不動産仲介営業である当社と他の多くの営業会社との決定的な違い。
それは給与体系です。
フル・コミッション。売らない限り、給料が全く貰えないというところ。
売れている営業マンは、通常の会社員よりも可也多く稼ぎますが、
逆に、全く売れなくて月数万円しか稼げない社員もいます。

社員にいつも言っているのは、
「商売人、つまりは個々が経営者の意識を持ってほしい」ということ。
自分で稼ぐという意味では、家業も不動産営業も全く変わりません。
その意識を持つことで、仕事に対する姿勢や行動が違ってくると思います。

もちろん、商売人といっても向き、不向きは誰にでもあると思います。
普通に仕事して普通に給料を貰うという方が自分に合っていればその道を
選ぶべきですし、自分で決めて自分で稼いでチャンスを手に入れていく方が
向いていると思うのであれば、当社のような会社に行くべきだと思います。
とにかく私は、社員には「一人ひとりが商売人のプライドと意識を持った経営者」に
なってもらいたいと思っています。

できる営業マンとできない営業マン

私達の仲介営業は、決してただの販売員ではなく、
「人」(=お客様)と「物」(=お家)の間に立って
最良の提案をするという仲介営業を行っています。
同じ物件情報を扱う仲介会社は他にも多くあり、どの会社でも仲介できるのです。
しかし、契約時に仲介する会社は一社のみ。その選択は御客様がします。
その選択の一番の理由は営業マンそのもの。
特に家というのは、他のお買い物と違い、お客様にとっておそらく人生で
一番大きなお買いもの。
その中で、営業マンが評価されて、買って頂く。
営業マンにとってこれほどの喜びはありません。

私が見ているなかで売れている営業マンに共通していること、
①[心の強さを持ち合わせている人]
②[主体性を持ち、自分で判断できる人]
③[相手を理解出来る人]

売れなくてもくじけず、自ら進んで好都合の情報を集約し、周囲に流されず、
真摯に相手の事情を冷静に理解し提案する。
そして最後は自力で頑張れる人。そんな人が売れる営業マンだと思います。
また、仕事の優先順位を立てることも重要です。
仕事には、「緊急で重要な仕事」、「緊急ではないが、重要な仕事」、
「重要ではないが、緊急な仕事」、「どちらでもない仕事」の4つに分けられます。
仕事ができる人間は、まず「緊急で重要な仕事」を最優先し、
同時に「緊急ではないが、重要な仕事」も進めている。
逆に、「重要ではないが、緊急な仕事」ばかりが目に行ってしまう営業マンは
チャンスを逃すことが多く、また、ミスや失敗も多い。
その区別ができれば良い営業マンになれると思います。

今後の目標は人材の拡大

今後の目標として、一番は人材の拡大ですね。
「モノ」がいくらあってもそれを売る優秀な「人」がいないと
何も始まりません。
どんな会社でも営業マンは、「儲け」を持ってこなければ
会社を去らなければなりません。
どうせ売らなければならないのであれば、売った時の収入が
大きければ大きいほど営業の楽しさ、喜びを感じることが
できると思います。

もちろん、そのようなフルコミッションで行う当社の営業は
決して楽ではありません。
しかし、そんな厳しい中で働くからこそ、人として成長でき、
また、大きな勝負もできるのです。
まだまだ当社には席が空いています。
いずれもっと人が増え、オフィスがいっぱいになり、
活気ある会社になることを目指しています。

就職活動をされている学生の皆さんに伝えたいことは、
とにかく自分のやりたい仕事を見つけ、
それに向かって一直線に就職活動をしてほしいということです。
就職活動できることは、絶対にチャンスであり、幸せなことなのです。
就活できない人も世の中にいますから。
ですから、自分の将来を見据え、腹をくくり、一生懸命望んでください。
そうすれば、きっと自分にあった良い会社に出会えると思います。