株式会社ラウンドデザイン 代表取締役 磴 宏


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代表取締役 磴 宏

株式会社ラウンドデザイン 代表取締役 磴 宏

代表取締役 磴 宏

株式会社ラウンドデザイン
設立 2003年12月
事業内容
  • 医療(病院)と福祉・介護(自治体)に特化した
    コンピュータシステムの構築及びサポート
会社HP http://www.rounddesign.co.jp/index.php

生涯の趣味「卓球」

私の学生時代といえば、まずは卓球です。
3年間部活で真剣にやり、田舎だったので他にやることも無く(笑)
その後一度は辞めていたのですが、40歳くらいでしょうか。
少し仕事の余裕ができたことで再び始めたんです。
先日も東京体育館で全日本の試合を観に行きまして。歴代の全日本チャンピオンと肩を並べて観戦しました。
私にとって「卓球」は趣味であり、次週の仕事へのリフレッシュの場となっています。
40、50歳のおやじが集まり、酒を飲み卓球の話で盛り上がる光景を想像すると笑えますよね。

また、私は商業高校に通っていたので、授業では簿記などを中心に学びました。
簿記1級も取得して、卒業後は経理関係の仕事に就きました。
30年ほど前はパソコンなんてなかったので、手で帳簿をつけたり財務表を作ったり、
とにかく正確さが求められる経理の仕事は大変でしたね。
学校で学んだことと実務で必要な知識はまったく違ったので、教えてもらいながら勉強し直しました。

そんなことを7、8年続けていた時、勤めていた会社で「オフコン」を導入することになりました。
その導入企業先の責任者と話したり、関係者から誘いを受けたこともあって、
ITの世界に移ろうと考えるようになりました。

ITの世界に進んだきっかけ

24、25歳くらいから独立志向はありました。
下で使われるのは嫌だなと思っていたこともありますが、
何より経理の仕事って毎月同じことの繰り返しなんです。毎月続けていると、
「これを一生やっていくのはどうなんだ?」と疑問を覚えてしまって。

ITのことは一からの勉強でしたが、当時は厳しくても時間の余裕があったように感じます。
OJTで教えてもらいながら学んできました。この業界はとても人の入れ替わりが激しく、
幸いにもいろんな誘いや思っていない倒産もあり、10数社経験したでしょうか。

40歳を過ぎ、誘いがあり移った会社(運用管理中心)で部長として3年間で売上、
社員数を3倍に伸ばすことが出来ました。ここで運用管理ノウハウを習得でき、
採用も中途だけではなく、新人(専門学校卒)獲得も経験しました。
仕事も生活(収入含め)も安定していましたが、どうしても以前行っていた
開発のドキドキ感が懐かしく思えてきました。ただ、独立するのではなく、
特色(業務ノウハウを中心とした開発)を考え、2003年12月に法人化しました。

コンセプトとビジョン

医療分野のシステム開発は、25歳頃からずっと続けています。
そもそも当社の考え方として、頼まれて急に開発するということはやっていません。
医療なら医療、自治体なら自治体と分野を絞って、それぞれのメンバーが10年以上続けています。
それが業務ノウハウの蓄積に繋がっていますし、コンセプトは崩していません。

私が会社で大切に考えていることは3つあります。
まず、ある程度楽しんで仕事をすること。苦痛ばかりでは続けられません。
それから、チームで行うこと。助け合って仕事をしてほしい。また、成長を続けること。
プログラムを作るのは一番基本的な仕事。もっと上流の考え方をして、独立を考えてもいいと思います。

昨年くらいからはオフショアで中国に仕事を依頼しています。
これも単純に安いからでは、うまくいきません。
弊社で設計や受入テストはもちろんですが、
責任を持つ必要があります。また、これが顧客への信頼に繋がります。
オフショアで開発をお願いする中国との関係も築く必要があります。
このノウハウをもとにエンドユーザー(メーカー中心)からの受託拡大を考えています。

わが社の特徴

単純に受託開発ではなく、業務ノウハウを生かした開発・導入を行っています。
目まぐるしく替る言語を中心とした開発は我々中小では難しいと考えたからです。
また、仕事の進め方は、基本的にチームごとに任せているので、
あまり上から現場にうるさく言うこともないんです。もちろんノルマはありますけれど、
一つのチームがダメであったら、他のチームがカバーできるような形です。

でも、このやり方がうまくいっているのは、プロジェクトマネージャーが優秀だからだと思います。
当社には専任の営業がいるわけではなく、技術者兼営業といった形で、
仕事の成果をもとに新たな仕事を獲得しています。

あとは、若者同士で話をするよう常々言っています。
付き合いのあるメーカーのメンバーも権限をもっているのは30歳、40歳ですし。
幹部クラス以外の若者にもどうやって仕事をとればいいのか、いろいろ考えさせてますね。
自分で仕事をとって成果が出せるようになれば、自分で給料を決めればいいと思います

会社と自分の今後

今後も、業務に特化した開発・支援はもとより、去年から本格的に始めた
中国でのオフショアを継続して行いたいと思っています。
また、当社の次期経営陣はほぼ固まっていますが、若者を育てなければなりません。
若者の育て方ですが、チーム同士の交流をする中で、とにかく自ら仕事のやり方を
考えさせることを大事にしています。そしてもし「こんなものが必要だ」と稟議が上がれば、
内容によってはきちんと決裁します。
自分としては、IT業界の中小企業のコンサルや経営支援などを行いたいですね。

学生へのメッセージ

自分の夢ややりたいことが決まっていない人が多いように感じています。
しかし、自分が5年後にこうなっていたいというような想いをぶつけられると、
特に経営者としては胸にくるものがあります。人生の大半を占める仕事ですから、
生活のため、お金のためだけでなく夢を持ってください。

今は国の政策で、就職支援のための学校が用意されていますよね。
そこにも顔を出すことがあるのですが、先生方から「彼らは本当に働きたいのか
意欲が伝わってこない」といった声が聞かれます。実際、3分の1の人は3ヵ月のコースも
続かず辞めてしまうのだそうです。きっと、目標や夢が曖昧なままなので働く意欲が出ないのでしょう。

IT業界は、とにかく真面目な人が多いです。
当社を受けにくる学生も、平均的で個性があまり感じられない人が多い。
個性があり過ぎる人の方が面白いと思うんですけれども(笑)。他者とのコミュニケーション
が苦手な人も多いのですが、コミュニケーション能力がなければ仕事をとることはできません。
パソコンのことが全然わからないなんていうのは困りますが、それが一番ではありません。
あとは意気込み次第ですぐに覚えられますから。

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