代表取締役 井垣 利英

株式会社シェリロゼ 代表取締役 井垣 利英

代表取締役 井垣 利英

株式会社シェリロゼ
設立 2002年6月
事業内容
  • 自分磨きスクール(プラス思考、話し方、マナー、メイクなど、
    内面・外見トータルの自分磨き講座を開催)
  • 【モチベーションアップ研修】【コミュニケーション研修】
    【ビジネスマナー研修】【新入社員研修】などオーダーメイドの社員研修を、
    全国各地の企業で開催。
  • 12万部を突破した井垣利英・著『しぐさのマナーとコツ』(学研)、
    『女磨きの心得』(学研)など出版。
会社HP http://www.c-roses.co.jp/

アナウンサーになりたい!親を懸命に説得した高校時代

父親が名古屋で学習塾を経営していた影響で、
私も小さい頃から「将来、社長になる!」と意識して育ってきました。
ただ中学・高校と地元のお嬢様学校に進学しましたが、
エスカレーター式に付属の大学へ…
という<敷かれたレールの上を行く>のが嫌で仕方なかったです。
だから、アナウンサーになる!と決めた時、色々調べました。
アナウンサーはみんな東京の有名大学出身だったんです。
「東京の大学に進学しなくては、スタートラインにすら立てない!」と考え始めました。
そこでまずは父親の説得を始めたのですが、当然これが一筋縄ではいきません。
せっかくエスカレータ式に付属の大学へ進学できる道があるし、
私自身に東京の一流大学の推薦が取れる程の成績もない。
大反対の理由は幾らでも出てきます。
でも、「何としても東京の大学に進学してアナウンサーになりたい!」
と父親を説得したところ、
最終的な妥協点として「六大学レベルの大学ならいい」と言われ、
何とか父親の了解を得ることが出来ました。
でも、父親は私が合格をすると思っていなかったようですね。

自分磨きにはお金がかかる!?

第1希望の青山学院大学は、ほとんどの学部を受けたものの全滅し、
運よく、記念受験をした中央大学に合格しました。
しかし、東京にある大学は「全部、都心のおしゃれな街にある」と思い込んでいた私は、
豊かすぎる緑に囲まれた中央大学のキャンパスに驚くばかり。
このキャンパスにうずもれて、のんびり過ごしてはいけないと思い、
「アナウンサーになるために、東京へ出てきた」のだからと、
大学1年生から恵比寿にあるアナウンサー学校にも通い始めました。
ところが、通い始めると自分に足りないものが、どんどん見えてきたのです。
例えば、アナウンサー学校では発声練習を中心に練習しますが、テレビを見ると
アナウンサーの皆さんは、立ち振る舞いも含めて美しいんですよ。
ならば「見た目をきれいにしなくては駄目だ!」と、モデル事務所に登録し、
有料のレッスンを受け始めました。
慣れてくると今度は、自分が身につける色によって、
印象が変わることに気付き、カラーコーディネートを学ぶ学校に申し込みました。

でも、合計の授業料が100万円近くにもなると、ふと考えてしまうんですよね。
それぞれの学校はプロ養成の場ですが、
「モデルになるわけでも、カラーコーディネートの専門家になる訳でもないのに、
何でこんなにお金を掛かるの?良いとこどり出来るスクールがあればいいのに」
これが内面・外見トータルの『自分磨きスクール』シェリロゼの原点なんです。

アナウンサーは社長になるまでの通過点

就職活動時は、もちろんテレビ局のアナウンサー試験に挑戦しましたが、
第一志望だった局の最終面接で落ちてしまいました。
でも、元NHKアナウンサー高橋圭三さんが設立した、
<圭三プロダクション>のお世話になっていたこともあり、
日本テレビの番組のレポーターとして採用され、夢の第一歩をスタートさせました。
ところが、テレビの裏側の部分を知ったり、
取材対象から嫌われるようなインタビューをしなければならないなど…
悩むこともでてきたのです。
そんな矢先、阪神淡路大震災で次に決まっていた番組の採用自体が無くなったり、
また父親が病気で倒れたため、急遽名古屋に戻り父の塾を手伝うことになりました。
とは言え、私には塾講師や家庭教師の経験もなく、
実際は受付対応や掃除しか出来ることがないんです。
そんな時に、兵庫県芦屋市で学習塾のFC展開をしている社長に、
「営業として働かないか?」とスカウトされました。

当時としては、画期的なシステムを活用した学習塾で、
マスコミにも注目されていた会社だったのですが、従業員数は10人位。
少数精鋭の会社だからこそ、色々な仕事に挑戦することができる環境は、
私自身に「仕事力」をつける良い機会になりました。
実は<圭三プロダクション>で、
レッスンをしていた頃に「10年後のビジョン」を考える時間があり、
私は「30歳で社長になる」と決めていたんです。
その時は、まだアナウンサーになる夢も実現していないのに
「アナウンサーは社長になるまでの通過点」と書いていました。
大学時代から、「社長になるまでに経験してきたことを活かした会社を創りたい!」
と心に留めて、ほぼ休みなく、本気で全ての仕事をしてきました。

自分磨きで「自身の商品価値を上げる」

株式会社シェリロゼは、私の全人脈・全経験が詰まっています。
アナウンサー時代に、ある著名なジャーナリストの方と仕事でご一緒した際、
「君の様な人間を育てる会社を作りなさい」と言われたことも、
大きな原動力になっています。

30歳の時、関西から再度上京し、イベントプロデュースの会社に就職。
その会社で、私が以前から温めていた企画を提案した時のことです。
私は大学時代に習った話し方、立ち居振る舞いやメイクを、
一気に学べる学校があれば、アナウンサー志望の人だけでなく、
これらに関心のある女性すべてを美しくできる!と考えていました。
その構想を会社に提案したら、「何言ってんの?」と馬鹿にされ、
これがきっかけで退職を決意し、シェリロゼを設立したのです。

私たちシェリロゼが大切にしているのは<独創性>。
シェリロゼは『教育産業のジャニーズ事務所』を目指しています。
ジャニーズの活動は誰でも知っていて、誰も真似できないコンテンツを常に提案し、
成長を続けていますよね。
シェリロゼは、<自分磨きスクール>であって<マナースクール>ではありません。
自分磨きスクールというジャンルは、シェリロゼ以外にありません。
今後も、さらに多くの人達を磨き上げて、一人一人の価値を上げていきたいのです。
当然ですが、私自身もこの仕事を通して自分を磨き続けています。
受講生の皆さんも【ブラッシュアップ講座】や【エグゼクティブ】などに通うことで、
本当の自分の価値に気づき、自信をつけて、
キャリアアップや理想の男性と出逢って結婚するなど、
それぞれが『なりたい自分』になっていかれます。

現在は海外の方からも問い合わせをいただくことが増えてきましたし、
他にはない独自のサービスを提供し続けてきた成果が
出てきたんだと実感しています。

仕事も恋愛も「すぐ動く」ことが重要!

私たちの役目は「老若男女、誰からも素敵だなと思われる人を育てる」ことです。
プライベートでも仕事でも、プラス思考で心からの笑顔がなかったら、
幾ら外見の美しさを追求し、ウォーキングやメイクテクニックだけを学んでも
ダメなんです。
内面も外見もトータルで磨き上げていかないと、
自身の商品価値を高めることは出来ません。
自分がどれだけ恵まれているのかに気づき、
「ありがとう」をたくさん言えるようになり、内面からもキラキラ輝きが出てると、
良いことや良い人やチャンスが集ってくるものなのです。

今、就職活動を迎えている学生の皆さんには、
「すぐに」行動することの大切さを強く伝えたいです。
良いと思ったら、すぐに行動することが重要なんです。
行動しなければ、何も始まりません。恥ずかしい思いをするのは当たり前、
出来なくて当たり前なのだから、失敗を恐れずに、何でも挑戦をしてみてください。
行動してみないと、分からないことがたくさんあります。
人生に「また」はないですよ。チャンスは「すぐ」動くことでつかめます。
学生に許された時間を目一杯使い、
色々な経験を通して自分を磨いておかなくては時間がもったいない。
しっかりと自分を高める為に努力し、行動した人だけが
夢を叶えられるのです。

私自身も「絶対に出来る!」「私は運が良い」と強く信じて、行動を続けてきました。
それは、どこか恋愛と似ていると思います。
引っ込み思案では相手に想いは伝わらない。
就職活動も、恋愛も失恋も、すべて自分を磨く良いきっかけ。
ですから、皆さんには就活や勉強だけでなく、恋愛を通しても、
沢山のことを経験して欲しいです。
恋愛をすることで、「キレイになりたい!」「仕事が出来る人になりたい!」など、
やる気を高める良い刺激がもらえます。
自分磨きは、仕事でもプライベートでも両方に役立ちますよ。