代表取締役社長 阿部 かな子

株式会社トップチャンネル 代表取締役社長 阿部 かな子

代表取締役社長 阿部 かな子

株式会社トップチャンネル
設立 2007年2月14日
事業内容
  • テレビCM製作、テレビ番組制作、テレビ通販、その他映像を通じた企業プロモーション製作
    ネット動画製作 ホームページ製作
    設立以来401社近い企業のプロモーション映像を製作。
会社HP http://www.top-ch.com/


お世話になったみなさんへの恩返し

株式会社トップチャンネルを設立したきっかけは、
インターネット番組のスタッフから「かな子さん、
番組の枠があるから何かいいアイデアがあればぜひ!」と、
偶然いただいたお話からでした。
もともと、宝塚歌劇団に4年間所属し、
退団後は舞台を中心に芸能業界でお仕事をしていると、
多くの企業の社長とお会いする機会があり、
これを活かすことが出来ないか?と考えたんです。

丁度その頃、雑誌媒体でライターをしている知人から
「日本には情熱と才能を持った素晴らしい社長が沢山いて、
そのインタビューは本当に楽しいものだよ」と聞き、コレだ!
と直感しました。

宝塚歌劇団から現在に至るまで、
本当に多くの方に支えられ応援していただきながら、
私自身もお仕事をこなしてきました。
ならば、少しでも皆さんに恩返しがしたい!優れた製品、
情熱あふれる人柄、現在だけでなく将来のビジョンを明確に持ちながらも、
テレビでは時間や枠の都合で紹介しきれないなんて勿体ない!!!

しかし、インターネット番組であれば、
こうした制限がなく紹介が出来ると直感し番組制作の会社を立ち上げました。

制作した映像に関しては、企業PRのツールとしてドンドンご利用頂けるように、
著作権云々は設けていません。
その後、CS放送の無料番組内で放送したものも、
弊社HPから<何時でも自由に見てもらえる>環境を整えました。

ですから、私自身は何か「野望」の様なものがあって起業したと言うより
は「人の役に立ちたい、恩返しがしたい」が原点になっているんです。                               

映像の力を信じて

最初は、お仕事でつながった社長の皆さんに出演いただきましたが、
それだけでは心もとないので、スタッフ全員でテレフォンアポイントもこなしました。

なぜか、私が一番成績が良かったのですが、
そこで分かったのが「電話であっても、心で思っていることは伝わる」ということ。
見えない相手と話す時こそ、
コミュニケーション能力やその人の情熱が問われるものです。

そうしてつながったご縁を大切にし、
私たちの微々たる力であっても多くの企業を広めていきたい!
そんな情熱が伝わって、取引先が増えていったのだと思います。

映像の強みは、やはり「声がダイレクトに伝わる」ことです。
社長の情熱が<映像>と<音>で視聴者の脳裏に焼きつけるという点では、
有効な手段ですから今後は紙媒体とのコラボも含めて、
新しい展開を目指したいですね。       

人とのつながりこそ私の財産

当社は今年で設立5年目ですが、基本のスタンスは何ひとつ変わっていません。

それは「人の役に立ちたい、お世話になった皆さんへ恩返しをしたい」
という想いを決して忘れないことです。

もちろん、仕事は自分自身が生きていくためには必要不可欠なものですから、
苦労もありますが、私は「お仕事とは相手に喜ばれることが大切!」
だと思っています。
だから「ありがとう」と言って頂けた時が、最高にうれしい瞬間でもあります。

私自身、トップチャンネル設立まで<起業・経営>を意識したことはありませんでした。
しかし、実家が会社を経営していたので、社長として社員を引っ張りながらも、
年に一度は必ず社員そして社員の家族への感謝を
きちんと言葉と行動で表す父の姿を常に見ていました。
 何より、人のために働くことで、
それが巡り巡って必ず仕事につながってくるのを目にしていたんです。      

人と関わり、相手の言葉に耳を傾ける素直さを

若い皆さんの情熱と発想力は、本当に素晴らしいものです。
しかし、人には必ず訪れる<困難>と言う名の<壁>があります。
それは、順調に走り続けている時にこそ起こるもので、
あっという間に足元を掬われてしまいます。そんな状況を乗り切れるかは、
人との関わりやつながりを大切に出来るか?にかかっています。

例えば、企業であれば先輩・上司という縦社会を経験してきた人たちの
意見を「古い」と決めつけずに、まず聞いてみることです。
「あの時、言われていたのはこのことか!」
と必ず理解する瞬間がきます。

私も父親から、宝塚に入る時「感謝と初心を忘れるべからず」
とアドバイスされましたが、私自身も「そんなの分かってる!」
と内心、煙たく思ったものです。
しかし、自分で会社を経営し、
大勢の方と関わる仕事を経験してはじめて、
父の言葉の本当に意味が身に染みてきました。
調子が良い時ほど忘れているものですし、
世の中の情勢や現実を知ると、
情熱が萎んでしまうこともあります。
皆さんも身近な人に素直に「ありがとう」と伝える難しさは経験しているはずです。

でも、こんな時代だからこそ、人と関わり、つながりを大切にし、
立場も年齢も異なる人の言葉に素直に耳を傾ける…
これが出来る人は着実に成長しますしそんな元気な若者がいれば、
周囲は全力で応援してくれるはずだと思います!