代表取締役 中宮 千里

株式会社エアプランツ 代表取締役 中宮 千里

代表取締役 中宮 千里

株式会社エアプランツ
設立 2007年6月
事業内容
  • Webサイト制作の企画・コンサルティング、携帯端末用ホームページ制作
  • Webデザイン・システム構築
  • インターネットを活用したコンサルティングとサポート
  • ECショップ(楽天・ヤフー・ビッダーズ等)のデザイン・テンプレート制作
  • 宣伝広告に関する販促物・デザイン制作全般
会社HP http://www.airplantz.jp//

運命を変えた死との直面

子供の頃から、絵を描くことが好きでした。
将来はデザイン関係の仕事をしたいと思っていました。
しかし、そんな思いはいつの間にか忘れ、高校を出て、
デザインとは関係のない企業に就職し、若いうちに結婚しました。
このまま普通に子育てをして、普通に人生を過ごしていくと思っていました。

そんな中、28歳の時に白血病という病気を発症しました。
その頃の完治の可能性は、進行具合によりますが60パーセントぐらいで、
実際に死を意識しました。
幸いにも、私は、骨髄バンクを通じて、見ず知らずの人から骨髄移植を
してもらうことができ、生きるチャンスを得ることができました。
このことにより、見ず知らずの方が与えてくれたいのちを絶対に無駄にしてはいけない。
また、”生きているだけ(いのちがあるだけで)でもうけもの”だから
どんな失敗も恐れずに生きて行こうと考えました。

出会いが生んだ決断

ウェブデザインとの出会いは、病気療養中でした。
家庭用パソコンが普及し始めた頃で、OSが「Windows95」の時代です。
自身のHPを立ち上げ、ネットを通していろいろな出会いがあり、
友人・知人のHP制作を依頼されたこともあって、
実践を通して勉強していくことができました。
その後、さらなる活動を求めてfindjobというSOHOの仕事案内サイトに登録。
find jobを通して、今もお付き合いのある企業からの依頼を受けました。
仕事内容も最先端の技術で戸惑うこともありましたが、
「できない」「やったことがない」という言葉を封印し、
仕事を受注していきました。
当時は、家事をやりつつ、日中は事務の仕事をし、夜にHP制作等の仕事を
するという生活でした。
そんな生活が10年ほど続きました。
そのうち、これまでのような事務ではなく、
デザインの仕事での就職先を探すようになりました。
起業する3ヶ月前にあるデザイン会社に就職しました。
しかし、その会社を諸事情により1ヶ月で退職。
1ヶ月しか勤めていないその会社で、現在のパートナーに出会うことができました。
彼女も私と同じように、その会社は何か違うと考えていたようで、
共に退職することになりました。

それでも「起業」という考えはありませんでした。
偶然にも、共通の知人の社長のがいたので相談に行くと、意外な言葉が出てきました。
その社長は、起業してみたら?と言ったのです。
「起業」ではなく「就職」の相談だったのが、
なぜかそこで、二人で起業しようと決心しました。
長年作業してきた仕事でもあり、その社長の言葉が背中を押してくれたのだと思います。

突きつけられた経営者という現実

これまで仕事を依頼していただいていた企業や新しい企業とのつながりもでき、
起業した初年度は、1期目にも拘らず沢山の仕事をいただきました。
しかし、2期目に思いもよらない大きな壁が立ちはだかりました。
それは、定期的にあった仕事が受注先の都合で無くなったことや、
運転資金の問題でした。

起業した後もSOHOの感覚が抜けず、経営の感覚が薄く、
リスク管理等をあまり考えなかったため起こったものでした。
そのため、3期目以降は経営の基盤を立て直すべく、作業のやり方を変え、
自身の考え方を改めました。
そして5期目となる現在は、様々な学びの場を通じて、
助言をくださる先輩社長様や異業種の仲間たちと、切磋琢磨しながら
経営を学んで行きたいと考えています。
私はデザイン学校を卒業したわけでもなく、HP制作も独学で習得してきました。
それは、デザインの仕事が好きで、htmlが好きだから続けてこれたことです。
やり続けた先に「起業」があり、「経営」がありました。
これからも「デザイナー」というスタンスを崩さない「経営者」でありたいと思います。

経験を力に、今後の事業へ

今後は、代理店や他のデザイン会社を通しての作業だけではなく、
自社受注での実績を増やしていきたいと考えています。
そのためには、ただHPのデザインをして終わりではなく、
お客様のビジネスのトータルなシステムの中で、パートナーとして
存在できる力をつけていくべく模索中です。

そうした中で、お客様の新たな販路開拓の事業である「ネットショップ」の
ビジュアルデザインの受注も増えていて、積極的に取り組んでいます。
新規の仕事も追いながら既存のお客様の仕事も大切に、
常に新しい技術を追ってきたこれまでの経験を活かして、
これからもどんどん挑戦していきます。

人生を通して感じた真相

私は、専業主婦や子育て中に、パソコン関係や秘書などの
事務系の資格を取りましたが、ある方から、仕事に役に立たないものを
勉強して何になるのだ、と言われたことがありました。
しかし実際は、勉強している期間も絶対に無駄にならないし、
合格したらその喜びが次への挑戦の糧になる、
また落ちたとしても次に対してのバネになるはずです。
だから、何をやったとしても無駄になることはありません。
いろいろ挑戦していったらいいでしょう。また、仕事をしていく上では、
パートナーが大切だと思います。
私は、現在のパートナーがいなければ起業することはなく、
ここまでくることはなかったと思います。
起業しようとする方でも、ゆっくりとパートナーを見つければいいでしょう。
そして、そのパートナーと「同じ方向を向いて」、
作り上げていくと加速度的にうまくいきます。

楽しむのが学生生活、迷わずに楽しもう

大学に入ったなら、思いっきり楽しむべきだと思います。
なぜなら、その中から、やりたいことが見つかる可能性があるからです。
確かに、4年間で見つけられない人もいますが、後で見つかったとしても
それはそれでいいじゃないかと思います。
私自身、この仕事をし始めたのは他の人と比べて遅かったですが、今は充実しています。
だから、とにかく学生時代は楽しんでいきましょう。