代表取締役 野口 浩孝

株式会社プレート 代表取締役 野口 浩孝

代表取締役 野口 浩孝

株式会社プレート
設立 2009年4月
事業内容
  • WEB制作、ECサイト構築事業
  • アプリケーション制作事業
  • システムインテグレーション事業
  • SEO対策事業
  • リスティング広告運用代行事業
  • 解析/分析事業
  • メディア運営事業
会社HP http://www.plate.co.jp/

小学6年生からテレビ局のプロデューサーを目指して勉強

小学6年生の時から、「テレビ局に入ろう」と思っていました。
きっかけは、ある時、アフリカの難民のドキュメンタリー番組を観たこと。
「なんてかわいそうなんだ。日本人は裕福なのにどうして助けないのか。自分には何ができるだろう」
と思ったのです。

青年海外協力隊に行くことも考えましたが、それでは現場で目の前の数百人は
助けられても根本的な解決にならないと思いました。
それなら、人に対して影響し、啓蒙するために、小学6年生の時にあったのと
同じことをしようと思ったのです。

だから、将来はテレビ局に入りドキュメンタリー番組を作って子どもたちに見せれば、
多くの子どもたちが私と同じことを考え、大人になってから、困っている人たちを
助けることができるのではないかと考えました。

そして、テレビ局のプロデューサーを目指し、中高時代もマスコミについて勉強。
マスコミ系の就職に強い、関西学院大学社会学部に入りました。

テレビのアルバイトや海外留学で自分を鍛えた大学時代

大学時代は、読売テレビ報道局でADのアルバイトをし、取材にも行きました。
報道局では、何か大事件があると連続的に報道しなくてはいけないので、
48時間寝ないで働くことも度々。
そこで働いている社員さんの仕事への情熱が私の「仕事」に対しての考え方の
ベースとなっていると思います。

大学3年生を終えると、オーストラリアに留学しました。海外に出て英語を勉強し、
世界の文化に触れ、客観的に日本を見たいと思ったからです。

日本人は言葉が通じないからコミュニケーションが取れないのではありません。
国が隣接している国の人は、言葉が通じなくてもコミュニケーションを取ろうとします。

だから、私は「英語は話せるか」と聞かれたら、
話せなくても「ペラペラです」と言うことにしています。
それは、「コミュニケーションできます」という意思表示なのです。

広告代理店の営業として、常にクライアントの希望をかなえるために尽力

帰国すると就職活動を開始。
テレビ局からは残念ながら内定をもらえることはできませんでしたが、
社会に広く影響を及ぼし社会の仕掛け人となりたいという思いで広告代理店を受け、
東急エージェンシーに入社しました。

広告代理店の営業は、クライアントの要望を叶えるため、クライアントのお客様に
満足してもらえるため、クリエイターやスタッフがそれぞれの能力を最大限
発揮できるかの環境作り、をバランスよく調整し、本人自身が全てを巻き込み
どうあるべきかを常に指揮しなければいけない業務でした。

私は、広告を「売る」ことは一切考えず、クライアントがしたいこと、
困っていることは何かを常に自分で考え、下っ端である自分の役割を
全うしていたように思えます。

自分の目標を達成するために起業を決意

しかし、社会人2年目になったGWに、自分が社会の仕掛け人となって
理想的な社会を構築するためには、どうしてもその時の環境では
叶えることはできないと思いました。
また、結婚して子どもが産まれてから独立するのでは将来の家族に迷惑が
かかるので、その勇気がないのなら、早く起業しなくてはいけないと考えました。

それに、経験豊富な人が独立してうまくいくとは限りません。
社会人歴10年の人だって、独立したら経営者歴1年目です。

だから、事業内容は何でもよく、とにかく会社を起こそうと思いました。
2年生が終わった時に辞めようと期限を決め、それまでに何をするか考えることに。
以前オーストラリアで留学をした時に出会った仲間と一緒に起業しようと、
電話やスカイプで話し合いを重ねました。

自らの失敗を元に、学生の就職を支援する事業を開始

そして、彼の父親がしていたアパレル業の在庫処分をしようと、
手袋の写真を撮ってヤフオクで販売を開始。
でも、それだけでは生活をしていくには大変です。
何か軸を決めよう、自分たちにしかできないことは何かを考えました。

そこで思いついたのは、私がテレビ局に入りたいという強い意志を
持ち続けていたにもかかわらず、十分な情報がなかったために満足のいく
就職活動ができなかったこと。
そこで、就職に関するビジネスをすることに。

人が多く集まればなんでもビジネスにできると考え、mixiのコミュニティで
人を集めるために、大学生の社長を立てて注目度を上げ、大学生が企業と
ふれ合うきっかけ作りもしました。

そして、就活情報は常に新しい情報を更新すべきだと考え、人事ブログの
ポータルサイトを始めたことが事業のスタートでした。

学生が欲しいものを追求し、どうしたら学生にとって企業が魅力的に
感じられるかを考えて、セミナーやイベントなどを企画。
学生は大人と話すことに慣れていないことが就活の課題なので、
飲み会などでその機会を設けました。

創業仲間との分社化

その後、mixiで5000人を越えるコミュニティと学生団体創立し、
その影響力は東京、大阪、名古屋まで広がっていきましたが、
2008年のリーマンショックで急激に事業縮小せざるを得なくなりました。
そのころから経営の初心者であった私は将来的に会社とはどうあるべきなのか、
そもそもどのような思いで独立を決意したのか、などを深く考え始め、
創業を一緒にした仲間と別の道を将来的に歩むことを提案しました。

東京の事業は私が引き継いで、株式会社プレートを設立しました。

世界中の「志」を加速させ、意思ある人がデザインできる社会の実現を目指す

株式会社プレートになってからは、
普遍的でグローバルな理念を掲げ、全員が一致団結となる組織を創ろうと邁進しました。
企業の責任としての永続的に発展と、存続すること、
PLATEで働く人の人生をより輝かせるために、PLATEの取引先の永続的な発展を支えるために、
PLATEの一本の柱を「世界中の志を加速させる」という言葉に込めました。

大きく3つの「志」と定義しており
「人の志」「企業の志」「PLATEの志」を加速させることを目的として
事業を発展していこうと思っています。

「人の志」を加速させる事とは、
世界中の人のキャリアデザインへの挑戦をしていきます。
「企業の志」を加速させる事とは、
最新のインターネットテクノロジーを駆使し、デジタルマーケティング活動を支援していきます。
最後の「PLATEの志」を加速させる事とは、
PLATEのスタッフ自身のなりたい姿、やりたい事業を推進していく環境を創ります。

社員・スタッフが働きやすく、最大の能力を発揮できる環境を作るのが社長の仕事

私の理想は、一緒に働いている仲間が自分のやりたいことができ、
最大限の能力が発揮できる環境を作ることです。

「お金が全てではない」という人もいますが、お金があれば、できることは大きく広がります。
人のために使う、将来のための勉強に使うなど、正しい方向に使うことで、
自分の経験値が豊かになります。
私は、それをサポートできる環境を作りたいのです。

そして、クライアント、社員、協力会社さん常に安心して笑顔でいられる状態にしたいですね。
仕事のせいで、家族の出産や亡くなる時に立ち会えなかったり、
大切な人の結婚式などに出られなかったりするのは絶対に嫌です。
だから、社員への休暇には自主性を重んじております。
そのような環境を創るフォロー体制を作るのも社長の仕事です。

就活は型にはまるな! 面接で落とされても諦めないで

就活イベントのセミナーなどで大学生によく言うのは、
「頭の中の枠を外してほしい」ということ。
「自分は今までこうだったから、こういうふうにしかなれない」と、
自分の将来像が凝り固まっている人が非常に多いです。

本当に自分がなりたいものはなんだろうと考えるだけではなれません。
その職業の人に実際に会って話を聞いたり本を読んだりして、
自分で努力しないと、つまらないサラリーマンになってしまいますよ。

就活は、エントリーシートを出して面接という流れが一般的になっていますが、
本当にその会社に入りたいなら自分で考えて工夫できるはずです。
企業が本当に欲しいのは、企業をより良くしてくれる人。
だから、それさえ伝えることができれば、時期は関係ありません。
エントリーシートで落とされても、面接に行けばいいのです。
最終面接で落ちても、電話してみてください。

そう言っても、本当に実行するのは100人に1人いるかどうか。
後輩に実行した人がいますが、最終面接に落ちながらも、
希望通りの企業に内定することができました。
みなさんもぜひ、型にはまらずに行動してください。