代表取締役 後藤 広明

リブト株式会社 代表取締役 後藤 広明

代表取締役 後藤 広明

リブト株式会社
設立 2007年12月25日
事業内容
  • 医師達の「あったらいいな・・・」をカタチにする会社
会社HP http://www.livet.jp/

「医者のあったらいいな」を実現するために

リブト株式会社を設立したのは、某大手医療機器メーカーで医療機器の企画開発に携わり、
医療現場の抱える様々な問題を解決したいと思ったのがきっかけでした。           
入社後6年間は医療機器開発のエンジニアとして、
その後はマーケティングや事業戦略の業務にも携わりながら、
一貫して医療の最前線で働く医師のニーズを具現化するための業務を担当してきました。
ある時期、ふと機器開発だけでは解決しない問題が沢山あることに気付きました。
例えば、幾ら新しい医療機器が充実しても、それを使いこなす為の教育が充実して無ければ、
本当の意味で問題を解決できていないのでは?と思うようになりました。                                                                      
当時、開発部門にいたことで医療現場で起こる様々な問題を目の当たりにしてきました。
そして 医師の「ソフト面でのサポートの充実」が、機器開発と同じくらい重要であり、
医療現場の抱える問題の解決につながると強く感じました。                    
これらの課題にはかなり以前から気付いており、「きっと誰かが取り組むだろう・・・」と、
思っていましたが、結局10年経っても現状は変わりませんでした。
「今後10年も誰もやらないのでは、社会的な損失が大きすぎる・・・」と思っていた時に、
ある先輩から「その課題に誰もが気づけるわけじゃないんだよね。気づいた人がやるしかないんだよ」と一言。
起業への背中を押してくれた、きっかけになりました。                                              

ライフサイエンス系ベンチャーの強み

大手医療機器メーカーの強みが規模が大きいことだとすれば、
ベンチャーの強みは「ニッチな要求に応えられる柔軟性」。
前職時代には、先生方からの要望で採算が合わず、お断りしていた案件も、実は相当数ありました。
お金のないベンチャー企業だからこそ、既存のインターフェースを利用してプロモーションする方法や、
クライアントが求める予算内で企画を実現する方法を柔軟に提案することができます。
例えば、ハードを1から開発するのが大手企業のやり方だとすれば、
当社では、できるだけ既存のハードを利用することで、費用と開発時間をグッと抑えることができます。
会社設立から4年経ちましたが、今までも、そしてこれからも大切にしたいのは「現場で働く医師達のニーズ」。
ニッチなニーズを請け負うことができるのは、小さなベンチャー企業だからこそです。    
会社組織としては、医療現場を理解して、企画からソリューションまで一括してできるのが当社の強みであり、
クリエイティブな企画提案ができる集団となることです。
そのために『クリエイティブ・ラボ』と名付けた新たな開発拠点を八王子に作り、この1月より稼働しています。

「成せば成る」、そのために流されてみるという発想を!

座右の銘は「成せば成る」。                                         
自分が諦めようとする度に「やってやれないことはない」と父親が口癖のように言っていました。
これはある意味『物事は一番安定する方向に自然に流れていく』という、力学の法則にも近いと思います。
今でこそ
「医師達のあったらいいなぁ・・・をカタチにすること」が
自分のライフワークと自信を持ってべるようになりましたが、
ここに辿り着くまでに15年近く掛かっています。
また、後から考えてみれば必然的に通ってきた道なのだと気づきました。
つまり、ライフワークと呼べるものを見つけるには、
時間がかかる、すぐに見つかるものではない、と最近は思っています。             
例えば、学生の皆さんも「自然な流れに流されてみるのも悪くない」という想いを持てば、
就職活動において気持ちに余裕が出てくるのではないでしょうか?
18歳〜22歳の年齢で「自分のやりたいことはこれだ!」と限定して企業選びの幅を狭める必要はありません。
まずは、いいご縁があった企業で全力でトライしてみること。
そこで、「他人が誉めてくれる所」が「自分の価値」ですので、
それをしっかり探して、伸ばしてください。次の展開が開けると思います。

柔軟性を大切にしたいからテーマカラーは…

自分のテーマカラーを敢えて表現するなら「オレンジに近い黄色」です。             
とはいえ、仕事をする上では攻めの姿勢であれば情熱的な「赤」ですし、
冷静な判断を必要とするときは「青」だとも思います。
『ダーウィンの進化論』ではありませんが、柔軟性を大切にし、
フットワーク良く動ける自分でありたい、そんな想いが色に表れていますね。