代表取締役 川添 高志

ケアプロ株式会社 代表取締役 川添 高志

代表取締役 川添 高志

ケアプロ株式会社
設立 2007年12月12日
事業内容
  • ワンコイン健診の店舗および出張サービス
  • 看護師によるサンプリング
  • 医療統計データの提供
会社HP http://carepro.co.jp/

学生時代から医療系コンサルタントとして「問題解決のプロ」に

慶応義塾大学看護医療学部で看護師の資格を取得。
起業するために医療経営の勉強をしたいと思い、大学4年生の頃から2年間、
医療系のコンサルティング会社で働きました。
週6日ほど勤務をし、病院など医療機関の戦略立案を担当しました。

例えば、同じ医療機器でも、開業医と総合病院とでは購入条件の優先順位が
異なりますから、販売方法も変えなくてはいけません。
開業医は安く仕入れること、総合病院では高くても
若い医師を教育してくれることなどに付加価値を求められます。
そういったニーズをしっかりとヒアリングした上で、
製薬会社のクライアントに提案を行いました。

その仕事では、「問題解決のプロ」という意識が芽生えたことに加え
基本的に「解決できない問題はない」と感じました。

医療現場で感じた問題から生まれた「ワンコイン健診」

その後、医療現場のニーズを知るために、東京大学病院で看護師として1年半勤務。
そこで出会った糖尿病の患者さんには、合併症で失明したり足を切断したりして、
後悔している方が多くいらっしゃいました。

なぜそうなるまで放っておいたのかというと、「気付かなかったから」。
なぜ気付かなかったかというと、「自覚症状がなかったから」。
なぜチェックできなかったかというと、「健康診断を受けていなかったから」。
なぜ受けられなかったかというと、「健康診断を受けるとなると、
保険証と、さらに時間とお金がかかり、気軽に受けられないから」。

健康診断のハードルを高くする要因が、そんなにもたくさんあることを知りました。
そして、日々、患者さんの血圧を測ったりする合間に、どういったサービスが
あったら健診を受けると思うかを聞き、マーケティングリサーチをしました。

その結果、「安価で」「保険証がなくても誰でも」「予約不要でいつでも」
受けられる「ワンコイン健診」という事業を構想。
これから病気になる人が一人でも減るように役立ちたいという思いから、
2007年に起業しました。

医療分野で事業を拡大し、さらなる社会貢献を

現在は店舗が1店、また、各自治体のイベントやアミューズメント店、
ショッピングセンター、スーパーマーケットなど、1週間に10数回出店しています。
今後は、空港、マンガ喫茶、ハローワーク、郵便局、大学生協などでも
出店したいと考えています。

3年後に利用者が100万人規模になるよう、事業を拡大することを目指しています。
多くの方に健診や健康管理の必要性を知ってもらうことや、
病気を予防することで医療費削減にも貢献したいです。
そして、健診は年に1回という概念ではなく、美容院に行く感覚で
3ヵ月に1回行くなど、ライフスタイルとして位置付けたいですね。

また、将来はメンタルヘルスケアのためのカウンセリングサービスを、
ネットや電話、対面などで行いたいです。
そして、自宅で介護が必要な方の訪問医療や在宅医療サービス、病児保育も。
どれも需要は高いにもかかわらず、まだまだ供給が足りないと感じています。

「ケアプロ」のミッションとは

革新的なヘルスケアサービスをプロデュースして、社会の問題を解決すること。
一緒に仕事をしたいのは、「ケアプロ」のミッションを理解する人。
健康に関する様々な課題に対して、独創的なヘルスケアサービスを開発し、
実際にサービス提供していくことで、社会貢献していくことに
やりがいを感じられる人を求めています。

後悔しないように「今を生きる」

座右の銘は「今を生きる」。
高校生の頃から好きな言葉です。
後悔しないように毎日を生きたいですね。

「好きなこと」と「得意なこと」の最大公約数が大切

学生の皆さんに伝えたいのは、自分が「好きなこと」と「得意なこと」の
最大公約数が一番大切だということです。
好きなこと=エゴ。
得意なこと=社会貢献。

やはり好きなことでないと続きません。
しかし、好き勝手にやっているだけでは人から評価されないし、
お金もいただけません。
かといって、誰かの役に立つためだけにやっていても、
本当にそれは自分がやるべきこととは限りません。
その2つのバランスが非常に大切だと思います。

インターンシップで「やりたいことを見つける」ためのサポート

当社では、現在8名の学生インターンが活躍しています。
インターンシップを行っている一番の理由は、
その人が本当にやりたいことを見つけるお手伝いができたらいいな、
という想いです。

そのためには、いろいろな人の価値観に、本気で触れることが大切。
複数の人と接しながら仕事をする中で、自分の適性や方向性が見えてきます。
そんな、組織の中での自分のあり方を感じる機会を、
学生のうちから提供できればと願っています。

在学中に、医療、ベンチャー、社会的な起業などに興味がある方、
ぜひお待ちしています!