代表取締役社長 坂出 雷太

株式会社グローバンス 代表取締役社長 坂出 雷太

代表取締役社長 坂出 雷太

株式会社グローバンス
設立 2009年7月21日
事業内容
  • 固定通信・ブロードバンド通信サービスの加入取次
    移動体通信機器の販売事業
  • 生命保険代理店事業
  • テレマーケティング事業
会社HP http://www.growvance.co.jp/

起業したいと思ったきっかけ

起業したいという思いは、大学のころからすでに私のなかにありました。
そう言うと何だかかっこよく聞こえますが、私の場合スタートは
単にお金を得ることが幸せになると思っていたのがきっかけです。
そこで単純に思い浮かんだのが、「お金持ち=社長」という図式。
私は社長になろうと決意します。
私の起業志向は、そうした非常に安易なところから始まったのです。

身の丈を知った社会人1年目

しかし当時は無知なものですから、自分が世の中で何が出来るのか分からないし、
起業すると言っても実際に何をすればいいのか分からない。
そこでとりあえずは大学卒業後、上場企業に就職します。

私が配属されたのは保険代理店事業のセクションでの営業職でした。
当時の私は無鉄砲というか、根拠のない自信に溢れていたのですが、
実際に働き始めると、これが全然ダメ。
入社半年くらいまでは、何百人もいる同期のなかでもビリの営業成績で、
悔しい思いをしましたね。
しかし失敗を重ねていくうちに、だんだん自分のなかでロジックが確立されていき、
少しずつ契約を頂けるようになったのです。
それからはずっとトップの営業成績を維持し、半期の社長賞を頂いたことも。
入社して1年後には責任者に昇格しました。

そんななかでも起業への意志は変わらず、しかしどんな事業で起業すべきかという
問題がずっと頭の中にありました。
そんなとき直属の上司だった方が独立するということで、
一緒に来ないかというお話を頂いたのです。
設立したての会社で事業の立ち上げや経営を間近で見られるチャンスというのは
なかなかない経験ですから、1年半勤めた最初の会社を退社する決意をします。

ベンチャーの醍醐味

その生まれたての会社では、ベンチャーの醍醐味を存分に経験させて頂きました。
社長が目と鼻の先にいる小さなオフィスのなかで、経営者たる者の多くを学びました。
仕事だけではなく人生観も含めて、とても大きな影響を受けましたね。
社長と同じ視点を持ちたくて、社長の読んでいる本を読んでみたり、
社長と同じ日経新聞を読んでみたりしました(笑)

社長はあまり仕事のロジック的なことを説いて教えるという方ではありませんでしたが、
よくご飯に連れていって頂いては、仕事や人生の考え方について話して頂きました。
経営者の近くでそうした経験をさせて頂けたというのは、まさにベンチャーの醍醐味でした。

しかしそこでは保険事業がおもな業務で、
私自身はその分野で起業する気はなかった。
そこで違う会社で別の事業を一度勉強したいという気持ちが生まれます。

回線事業との出会い

そんな思いで転職したのはインターネットの会社で、ECサイトの販売を半年ほど経験しました。
そして27歳までに独立しようと考えていた折、知り合いの方から、
「起業を考えているなら回線の販売はどうだろう」という話を頂きます。
そこで「起業するときは応援する」と言って下さっていた前社の社長に相談したところ、
快い返事を頂きました。
しかしそうは言っても回線を扱った経験がない訳ですから、
知り合いの回線販売会社を紹介して頂き、アルバイトとして3カ月間、
0から営業を学び直すつもりで営業をさせて頂くことに。
実際にやってみるまではこの事業で起業して成功する自信が持てずにいましたが、
始めて2カ月目にはトップの営業成績を達成し、これはいけると確信しました。
そして2009年、ついに株式会社グローバンスを設立しました。

個人の人格と会社の人格

私はお金持ちになりたいという動機から起業を志した訳ですが、
実際に起業してみると、そうした個人的な思いとは別の、会社という組織の人格に
比重が向かっていきました。

グローバンスという会社としての人格とは、社員が成長し一人ひとりの力の
結晶として世の中に価値を生み出していくこと。
そしてこの会社と関わるすべての方々にとって常にベストパートナー
でありたいということです。
社会貢献というと少し大袈裟ですが、雇用の創出を含め、
日本社会の発展に貢献するということを理念に掲げています。

はじめのお金持ちになりたいという気持ちから勢いとノリでスタートしたような会社ですが、
会社を興すということは、自分個人とは別の、会社という人格が生まれるということでもあったのです。

成長する人材とは

素直な心を持たない人に成長はありません。
どれだけ成長を促すすばらしい環境が用意されていても、素直さや謙虚さがなければ
その環境に気付くことができないまま、成長するきっかけを逃してしまいます。

私も新卒で入社したころは、自分への過大な自信から、素直とは言い難い人間でした。
でも同期がどんどん契約を取っていくなかで、自分はまったく取れないという状況になったとき、気付くのです。
「偉そうに社長になるなんて言っていたけれど、俺って全然だめなんじゃないの?」
そこから私は一切の驕りを捨て、優秀な先輩や上司のところにメモ帳持参で教えを求めにいくようになりました。
慢心を捨て素直な気持ちになったとき、私も身近にあった成長への道を見つけることが出来たのです。

そしてもうひとつ、目標を持っていてほしいと思っています。
それはたとえばこういう人間になりたいとか、もちろん独立したいという目標でもかまいません。
個人として目指すものを明確に持っていてほしい。
そういうものが根本にある人は、必ず大きく成長していくものなのです。

成長する人材とは

素直な心を持たない人に成長はありません。
どれだけ成長を促すすばらしい環境が用意されていても、素直さや謙虚さがなければ
その環境に気付くことができないまま、成長するきっかけを逃してしまいます。

私も新卒で入社したころは、自分への過大な自信から、素直とは言い難い人間でした。
でも同期がどんどん契約を取っていくなかで、自分はまったく取れないという状況になったとき、気付くのです。
「偉そうに社長になるなんて言っていたけれど、俺って全然だめなんじゃないの?」
そこから私は一切の驕りを捨て、優秀な先輩や上司のところにメモ帳持参で教えを求めにいくようになりました。
慢心を捨て素直な気持ちになったとき、私も身近にあった成長への道を見つけることが出来たのです。

そしてもうひとつ、目標を持っていてほしいと思っています。
それはたとえばこういう人間になりたいとか、もちろん独立したいという目標でもかまいません。
個人として目指すものを明確に持っていてほしい。
そういうものが根本にある人は、必ず大きく成長していくものなのです。

座右の銘

「謙虚さを持ちなさい。感謝の気持ちを持ちなさい」
これは2つめの会社を辞めるとき、社長が寄せ書きの色紙のなかに書いて下さった言葉です。
それ以来、私は常にこのことを心掛けています。

それともうひとつ、個人的に好きな言葉で、
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームスの言葉にこういうものがあります。
「意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」

自分の夢を宣言しよう

自分の夢や目標をまわりに知ってもらうことは、とても重要なことです。
私は新卒のころから恥ずかしげもなく「社長になりたい!」と
まわりの人たちに言っていましたが、結果的にはそのおかげで、
多くの方の助言や協力を得ることが出来たと思っています。
自分が夢を持ち、それに対して本気で努力していることを周囲が認識してくれていれば、
そこには必然的に協力者が現れるものなのです。

もちろん自分の夢を人に語るというのはなかなか勇気のいることです。
言葉にすればそれだけ責任が発生しますし、その目標に見合う努力をしていなければ
口先だけの人間と思われてしまうでしょう。
しかし言葉にするということは、目標を達成するためのシンプルで効果的な秘訣でもあります。
たとえばその月の目標が達成出来るか出来ないかというギリギリのときに
「やりきります!」と宣言することで、自分を追い込み、いつも以上の力を発揮できたりする。

だから自分が本当に望むものがあるならば、それを堂々と主張すべきです。
そして言ったことに対して恥ずかしくないだけの努力をする。
そうすれば必ず、あなたと応援してくれる人が現れるはずです。