代表取締役社長 岩井 竜太

株式会社KOZUCHI 代表取締役社長 岩井 竜太

代表取締役社長 岩井 竜太

株式会社KOZUCHI
設立 2006 年 5 月
事業内容
  • Visual Creative
    CI,VI企画・デザイン制作
    広告、販促企画・デザイン制作
    ブランド企画・プロジェクトマネージメント
    パッケージ製作
    3DCGイメージ制作
  • WWW Creative
    ウェブ企画・デザイン制作、運営管理、FLASH製作
    ECサイト、検索エンジンシステム構築、運営管理
  • Space Creative
    商業店舗インテリアデザイン・施工
    エキジビジョンデザイン・制作・運営
    ディスプレーデザイン・制作
    VMD、什器、家具デザイン・制作
会社HP http://www.uchidenokozuchi.com/

20歳で独立

NYストリートブランドの日本のディトリビューターとして
海外の展示会で日本のお客様のメインで営業など
また、それらの経験とルートを活用して表参道で
新進気鋭デザイナーのセレクトショップ店をやったり、
その後ある時期からはサーフィンに専念していた時期もあったりと、
社会的な立場よりは自分のやりたいことをやろうと思っていました。

友人勧めアパレルでストリートブランドの卸を行っていて、
その後お店なんかも経営したいりして物流という流れの中で、
物を売るための基幹とプロセスにおけるサービスを勉強しようと思っていました。
現在のビジネスのコアはここからきていますね。

その後、年齢と将来を考えてた時に同じ同級生のスタッフが
「俺DJの道すすみたい」と言われ、20代あとわずかと思い、
アパレルを一時休止して千葉に移住しました。
当時は、1年のうち300日くらいは1日3回海に入ってサーフィンをし、
夜8時、9時には寝る生活とサーフィン三昧。
庭付き車庫付きの一軒家の家賃が6万円で、
田舎なのでお金を使わないし、月12万円ほど稼げば暮せました。

その後、海の近くで暮らしてサーフィンをしながら、家具を作り、
先輩の勧めで東京の有名ブランドの内装クリエイターをするという生活で
東京と千葉の行ったりきたり。

インテリアデザイナーとは違い、
デザインから実制作まで全て自分でする、職人的で作家的な仕事です。
当時、内装クリエイターという仕事は珍しかったので、取材はよく受けましたね。
依頼があると、2ヵ月くらいそのお店をクローズしてもらい、
店に泊まり込んで制作していました。
今は、3週間くらいの工期で仕上げないといけないので、いい時代だったんですね。

サーフィン、家具制作、内装をしながら会社勤め

その頃、あるベンチャーキャピタルの社長から
「WEBとリアルをつなげるサブカルチャーコンテンツを創れないか」と声をかけられ、
内装の仕事をしながらその会社に勤めることになりました。
そこで、ミュージシャンやイラストレーターなどの
クリエイターをサポートするコンテンツを作ろうということで、
当時まだ少なかった、SNSのようなクリエイターのポートフォリオサイトを作り、
表参道でギャラリーと音楽の収録スタジオを運営し制作と発表の場を兼ねた場で
若手クリエーター支援をしていました。
それと同時に、アート展形式のセールスプロモーションイベントの開催も数多く手がけ、
今でこそライブペイントなどを企業イベントで普通に行いますが、
当時はまだそのようなセールスプロモーションでアーティストが起用される事は少なく、
サブカルチャーが広告宣伝に使われるはしりだったと思います。

24歳から31歳まで、千葉に移住しサーフィン、家具作り、内装の仕事をしながら、
その会社でお世話になりました。

32歳で起業。クリエイティブのコンシェルジュをテーマにお客様の創りたいを形にする製作会社を設立。

そして、会社が閉鎖し、僕が債務整理的な事をすることに。
それが片付いた後、32歳でKOZUCHIを設立。

起業しないと働くところがなかったんです。(笑
それまで好きなことをやってきて、
自分が満足するような仕事をするには就職したくなかったので、
自分でやるしかなかったんですね。
それまでいくつかの会社に勤めてきて、レールに乗ると先が見えてしまうのが嫌でした。
現実しか見えないので、夢がないんです。
先が見えない方が楽しいし、先が見えないから先をイメージできるのだと思います。

僕は、作るのが好きでビジネスも好き。
企業のクリエイティブ的なサービスのコンシェルジュになりたいと思っています。
当社では、グラフィックデザイン、WEBデザイン、インテリアデザインが全てできるので、
企業が展示会やお店を出す時に複数の業者を探さなくても、
ワンストップでできるという利点があります。
また、作る側のおごりが出ないよう、マーケティングをしっかりします。

高い制作スキルを活かして自社コンテンツを出したい

当社では、WEBに関しては、FLUSH、HTML、システム開発迄を自社で行い
インテリアに関しては通常のプロダクトの設計、店舗デザインも行っており、
パース製作等では5年前といち早く3DMAXとV-rayを導入クオリティが高い3Dを提供しています。
グラフィックでは経験知の高い人間がディレクションを行います。

これらの制作スキルを使って、自社型のコンテンツを出していきたいと思っています。

今、考えているのは、農業や健康をテーマにしたもの。
最終的に人間のガソリンは食べ物ですから、普遍的で誰もが求めるものを作りたいですね。

自分の意見を言えて洞察力のある人と一緒に働きたい

自分をしっかり持っている人、自分の意見を言える人がいいですね。
言われたことをできるのは当たり前。
言われていることに対して理解しようとすることによって、
10のことを言われたら、先を読んで11のことを用意しておくくらいの姿勢はほしいですね。
洞察力のない人はダメですよ。

成せば成る、自分のリミットを自分で決めないで

座右の銘はたくさんありますが、中でも好きなのは「成せば成る」とピカソの名言で
「Everything you can imagine is real.」「想像できることは、全て現実なのだ」

僕が今ここにいるのは、以前努めてた会社がなくなって右往左往しながらも
何とかやってきたからです。

あと、父親からよく言われたのは
「Do Your Best. Never Give Up」。

諦めたらそこで終わりです。
社員にもよく「自分のリミットを自分で決めるな」と言っています。
決めたら絶対にそれ以上伸びなくなってしまいます。
「自分はここまでだ」と思っていても、違う評価をしている人もいますよ。

テーマカラーは白と群青色(私的ですが)

とにかく海が好きなので、「海の群青」と「波や雲の白」が好きです。

自分で道を開いて責任をとるためには経験が全て

人生の中で、就職することが全てではありません。
結局、自分で道を開かないといけないし、最終的に責任をとるのは自分しかいないんです。
だから、いろいろな人とコミュニケーションをとるなどして、
責任をとれるだけの経験値を持ちましょう。

こんなご時世に就職するのは大変だと思いますが、
諦めないでいればきっと道が開けるので、諦めずにいい日本を作ってもらいたいですね。

登山と同じですよ。
強風が吹いたり、死ぬか生きるかということもあったりますが、
そういう経験をすることが次の登山の糧になるんです。
働くということは、死ぬか生きるかということですから。