代表取締役 高尾 昇

アドレス株式会社 代表取締役 高尾 昇

代表取締役 高尾 昇

アドレス株式会社
設立 平成10年7月21日
事業内容
  • 不動産の売買仲介、賃貸仲介、不動産管理業
  • 資産運用に関するコンサルタント
会社HP http://www.address-web.co.jp/

不動産売買業を始めて3年で、いわき市No.1に

東北でもNo.1を目指す!

私が横浜の不動産会社で働いていた26歳の時、父が倒れました。
父は地元のいわき市で喫茶店やレストランを経営していたのですが、
その資産を売却することになりました。
不動産会社にそれらの売却を依頼したのですが、いくらで売れるのか教えてもらえず、
売れそうなのかどうなのかも、なかなか返事がもらえませんでした。

このままの閉鎖された市場では不動産取引が活性されない。
不動産取引が活性化されないと地域経済は立ち行かなくなるという想いで、
1998年に自分で不動産会社を立ち上げました。
情報をオープン化して、売却費用も明朗で、
地域のみなさんが安心して資産を任せることができる会社を作ろう、と思ったのです。

私と、当時勤めていた不動産会社の部下と、パートの女性との3人で
「10年で、いわき市でNo.1になる」という誓いを立て、スタートしました。
頑張った結果、驚異の3年間で1位になることが出来ました。

全社員が手帳サイズの「経営計画書」を携帯

会社が多くなってくると、困ったことに、社員を採用しても次々に辞めてしまうのです。
当時社員は5人だったのですが、3年間で42人が辞めました。
朝7時から夜10時までという長時間労働と、
新入社員にも社長と同じ仕事のレベルを要求したことが原因でした。

そこで、社員教育と新卒採用に力を入れるようにして、年間1200万円をかけました。
社長と上司が言っていることがバラバラだと社員が戸惑うので、
毎年「経営計画書」を作って手帳サイズにまとめ、社員にいつも携帯してもらっています。
そこには、クレームの対処法や社員教育など様々な社長の方針が書かれています。
「クレームがあった場合は社長が全責任をとる。
ただし、その日にクレームを報告しなかった場合は賞与を半分にする」など。
社員に社長の方針を明らかにし、会社の進むべき方向を明確にし、
社員の皆さんに「協力してください」とお願いしています。

私には、不動産の売買取引を通じて東北全域を活性化させたいという野望があります。
そのために、採用した人が各地で独立開業できるように鍛えていこうと思っています。
東北各地でナンバーワンの不動産会社をたくさん作って、東北を元気にしたいんです。

思い立ったら即行動

「いつかいつかと思うなら今」

これは、ダスキンで有名な株式会社武蔵野の小山昇社長の言葉です。
私も、チャンスがあれば、考える前に行動するように心がけています。

数ある会社の中から選んだ奇跡、選ばれた奇跡

採用するのは、明るい人がいいですね。
そして、人の話を親身になって聞ける人。
この点は難しくて、特に男性は3年間は使い物になりませんが(笑)。
長い目で見るしかないですね。
東北を元気にしたいので、人が好きで、
人とのかかわりの中で自分が成長していけるような人材を求めています。

でも、当社に合う人材かどうかは、実際に働いてもらわないと分かりません。
そこで、夏休みに1週間アルバイトしてもらい、
学生に自分に合うか、考えてもらうことにしています。

社員にも、よくこのように言っています。
「日本中の400万社の中から、アドレスを選んで受験したのはあなたですよね?
決して私があなたに無理やり入社を強要したわけではない。
あなたが選んだ奇跡と、150人の応募者の中から会社があなたを選んだという奇跡。
この2つの縁があって今ここに、あなたがいるのだから、
それを大切に出来ないのなら辞めなさい」。

なぜなら、当社は“不動産”という縁を大切にして成り立っているのですから、
縁を粗末にしてほしくないからです。