代表取締役 阿部 淳一郎

株式会社人財ストレスラボ 代表取締役 阿部 淳一郎

代表取締役 阿部 淳一郎

株式会社人財ストレスラボ
設立 2004年1月(法人登記2008年7月)
事業内容
  • リテンション支援事業(採用・教育・人事制度等の人事コンサルティング)
  • 人材育成事業
  • 学生に対するキャリア支援事業
  • ストレスマネジメント支援事業
会社HP http://retention-lab.jp/

偶然が重なって起業。でも、それが必然だったのかもしれない―

私にとっての起業は、自分の「思い」を叶えるための手段。
正直なところ、20代後半までは、起業願望など全くありませんでした。

ただ、「思い」を叶えるためには、
そして、自分の求める道を極めるためには、
起業という手段を取ることがベストだという判断から
29歳で独立に踏み切ったというのが本音です。

人生が大きく変わったのは、浪人時代、19歳のときでした。
代々木ゼミナールのカリスマ講師である西谷昇二先生との出会いです。

当時の私は、将来に夢も希望もない、自分の可能性など
全く信じることができない状況でした。
でも、西谷先生は、そんな私自身の価値観を前向きに、
大きく変えてくれました。
さらには偏差値も85にまでUP。
結果として、高校時代には考えられなかったような大学に合格。

このとき感じた
「将来はこの先生のように多くの人の可能性を伸ばしたい」
という思いが人材育成事業で起業した原点です。

大学卒業後は、教育機関で会社員として働いていました。
仕事は教育事業の企画運営です。

ある時、2時間で2000万という大きく予算をかけたイベントを仕掛けることになりました。
そのとき、著名人を呼び講演をしてもらう企画があったのですが、
そこでの私の役割の1つが、スピーカー候補を探すことでした。
そこで、インターネットで探していたところ、たまたまキャリアコンサルタントの
本田勝裕氏の存在を知ったのです。

何かのインタビュー記事だったかと思うのですが、
直感的に「自分が本当にやりたい仕事はこれだ」と感じたのです。
数分後には、本田氏本人に衝動的にHP経由でメールを送っていました。

そして、面会の許可をいただき東京から大阪まで会いにいきました。
当時はお金もなく、夜行電車で行き、宿泊はサウナ。でも会いたかったんです。

そして彼の講演を実際に見せていただいたとき、「将来は、この仕事につく」と直感的に決めました。
それくらいズドンときましたし、目標が見えた瞬間だったんです。

ただ「思い」はあるも、起業する勇気はない。
「実績」も「お金」も「人脈」もない。
そこで、とりあえず2つのことを決めました。

1つは、今やっている仕事を一生懸命やること。
きっと何かいい経験につながるはずという考えからです。
もう1つは、オフタイムに学生支援ボランティアや資格の勉強、勉強会など、
社外に積極的に出て行くこと。
この2つを実践していきました。

こんな行動をしていくうち、たまたま会社外の勉強会で知り合った方が、
ある大きな会社A社を紹介してくださったのです。
一度、A社にお話をしに伺ったところ、先方の役員様たちと意気投合。
「独立するならコンサルタントとして契約をする」旨を言って下さいました。

不安で悩みましたが、「本当にこれがやりたい」という直感を信じてその話に乗らせていただいたんです。
だから起業のキッカケは「たまたま」。
でも、そのたまたまは、自分の行動の賜物であることは自負できます。

・・・あれから5年。初年度の売り上げの98%はA社からだったのですが、
おかげさまで、現在は、たくさんの企業様や大学様とお取引をいただいています。
だから、振り返ってみると、たくさんの「偶然」は、「必然」だったのかなと今は思えますね。

時代に乗る人よりも、時代を創る人になれ

藤巻幸雄さんの言葉なのですが、本当にこの言葉に共感し、
こうなることを目指しています。

会社員のころ、「受講生がやる気がない」とか「能力が伸びない」ことを
本人のせいにするのではなく、学校側のシステムやカリキュラムを改善することで
解決しようという改革が社内でありました。これにすごく共鳴したんです。

今、現場の最前線にいる中で、
学生や社会人のキャリア支援や人材育成、採用の仕事をしていて、
「本当はもっと伸びるのに」と思うことが多々あります。

究極でいえば本人の問題かもしれません。
でも、別の視点で考えると、社会に「進路を考える」とか
「自分の能力を伸ばす」ということを考える文化や仕組みがないからこそ、
こういう人が多いとも言えると思うんです。

だからこそ、学校や企業の中に、
多くの人が本当の能力を発揮できるようなことを考えるような仕組みと、
本当に効果的なコンテンツがあることが当たり前の社会を
作るようなうねり、つまり変革を起こしていくつもりです。

それがこのフィールドで「時代を創る」ということだと思っていますから。

心の声を聞け。全てはきっと上手くいく。

これは、ボブ・ディランの歌詞の一部。
実は私、すごく不安病なんです。
リスクを取る決断がくると、猛烈な不安が襲いかかってくる。

でも、振り返ってみると、何もない状態で、
思いだけで、「心の声」に従って独立した結果、ここまで来れたのも事実。
もちろん、経営者ですから、決断をする際は、様々なリスクやメリットを考えることをします。

でも、最後は心の声。言い換えると「直感」に従うべきかなと思っています。

make a difference

僕が大いに影響を受けたカリスマ西谷昇二先生の著書にある言葉ですが、
「make a difference」。
「違いを作る」と書いて、「大切だ」と訳すんです。

大切なのは自分の個性を作るということ。
良いところも悪いところも含めて、それがあるがままの自分。
それを受け入れ、どう自分で自分を育てるかが大切だと思うんです。

特にコンプレックスがあって前に進めない人。
もちろん、僕にも、色々とコンプレックスがあります。
でも例えば悔しい思いをしたからこそ、次は「絶対負けないぞ」ってがんばれるエネルギーが出せるように、
解釈を変えれば、負の経験は、大きなエネルギーに転換できるものだと思うんです。

金子みすゞさんの言葉を借りれば「みんな違って、みんないい」。
流されることなく、自分という可能性を、仲間と良い関係を築きながら、
自らの道を自らの意思で創っていって欲しいと思います。

起業するにせよ、就職してどこかの企業に入るにせよ、そこは自分を犠牲にして尽くす場所ではなく、
「自分を活かし、誰かの役に立つため」のステージなわけですから。

■社長ブログ<仕事に迷う20代のヒント アシタノタメニ>:http://ameblo.jp/j-abe