代表取締役 西田 昭一

PROMATE.株式会社 代表取締役 西田 昭一

代表取締役 西田 昭一

PROMATE.株式会社
設立 2002年9月
事業内容
  • 情報システム開発
  • システム構築支援
  • 人材派遣サービス
会社HP http://www.pro-mate.co.jp/

20年間の営業経験を経て

今でこそ90名の会社を経営する社長ですが、
学生時代は起業をしたいなどは一切考えたことはありませんでした。

私は青山学院大学で史学科考古学を専攻、卒業後に(財)大阪市文化財協会に勤務しました。
2年間の勤務を経て、自分が目指すフィールドと実務との乖離を感じ、転職を決意。

そして次の職として選んだのが営業職でした。
これまでの仕事とは違い、結果を出せば得られるものも大きいという
わかりやすいシステムに惹かれたのが選んだ理由です。
まずは雑貨を主に取扱う商社で2年間働き、次に英会話やパソコンスクールの
営業として8年間勤務しました。
やがてWindows95が発売されたのをきっかけに、パソコンを本格的に導入する企業が増え、
今後のパソコンに関わる仕事に大きな可能性を感じたのでした。

それが動機となり、IT関連企業に転職。
ここでは、PC/サーバーの導入・設置、及びネットワークシステムの
構築等の提案営業を行っていました。
営業をしているなかで、そのような業務だけではなく、実際にシステムを運用してくれる人材を派遣してくれないかというニーズが出てきました。
このようなエンジニアを派遣する際、技術スキルのマッチングとヒューマンスキル等の
人物面の見極めがとても重要になります。

当時からこのようなエンジニアの派遣を行っている大手の派遣会社はあったのですが、
人材のミスマッチというものも結構多かったようです。
大手の派遣会社の場合はエンジニア以外にも多数の職種を取扱い、一人の派遣スタッフに関わる担当も営業〜面接〜コーディネーターという分業システムが出来上がっていました。
大量の人材を取扱う派遣会社として分業というシステムは合理的ではありますが、その性質上、こまやかな対応やフォローには向いていないという面もあります。

また派遣コーディネーターの多くはITやシステムに関する専門知識を持ち合わせていないこともあり、最適な仕事(案件)を紹介できないのも無理はない訳です。

私自身はこのような背景を踏まえて、エンジニア向け人材サービスの必要性を確信し、
2002年9月、ITエンジニアの派遣に特化した「プロメイト株式会社」(現PROMATE.株式会社)を
設立するに至ったのです。

今後の目標

今まではシステム系企業に対してベストなITエンジニアを提案(コーディネーション)することで、
プロジェクト成功までの支援を行ってまいりました。

ところが昨今の厳しい社会情勢により仕事(案件)量が激減する中、
顧客ニーズも大きく様変わりしました。
新たなニーズが生まれ、当社としてもそれに沿ったサービスを検討し始めたのです。

現在、IT関連企業向けに、新規の顧客(見込み客)獲得や仕事(案件)受注のための
支援ツール(ビジネスマッチングのサイトの運営・SEOサービス)の提供を実施しています。

当社ではエンジニアの派遣事業の他、ITサポート(PC/サーバの導入・設置、ネットワーク構築等)の事業があるのですが、そちらでは「Hitodas」という当社で開発した独自のシステムを活用しています。

このシステムは、管理作業の労力やスタッフへの連絡等にかかる経費の削減と品質の向上を可能にする画期的な稼働管理システムとなっており、事故の低減と管理コストの削減という意味において、他の競合会社に対して大きなアドバンテージを確保しています。

現在、この「Hitodas」というシステムをIT業界だけではなく、
他の業種へ提供することを検討しています。
1日あたり大勢の社員やスタッフが社外で稼動する企業であれば、
導入メリットは十分理解いただけるシステムとなっています。

今後は販売促進とコスト削減に貢献できる上記の支援ツール及びシステムの展開を強化し、IT業界の活性化に貢献していきたいと考えています。

学生へメッセージ

小規模な会社が求める人物は、“自ら仕事を作っていける人材”です。
何でもできる環境ではありますが、自ら仕事を作り出す姿勢を持てない方には
厳しい環境かもしれません。

また、多くのベンチャー企業は優れた技術やノウハウを持っていますが、
資金力や組織については脆弱であったり、未整備な部分を残していると言えます。
したがって会社に従事する中、ネガティブな部分も見えてくると思います。

そのような課題についてポジティブに捉え、当事者全員でそれらの問題解決に
あたることが必要です(ただし、ネガティブな部分をまったく公開しないのであれば、
それは経営者側に問題があるかもしれません)。
様々な課題をクリアーしながら、そんな目的を持って行動をすれば、
沢山の経験と成長を得ることができるでしょう。

皆さんの就職活動を応援しています。