株式会社リライブ 代表取締役 小川 正浩

株式会社リライブ 代表取締役 小川 正浩

代表取締役 小川 正浩

株式会社リライブ
設立 2002年7月
事業内容
  • リライブ フード アカデミーの企画、運営
会社HP http://www.re-live.com/

人の夢を応援するフードアカデミー、
「リライブ」の小川代表にインタビュー!

「潰れない経営」の大切さと夢を叶える熱い気持ち。

私は、元々は大手のコンサルティング会社に勤務していました。

コンサルタント会社を志望するきっかけとなったのは、
実家の家業の倒産という経験です。
私の両親は、地元では結構有名な厨房機器メーカーを経営していたのですが、
その会社が高校時代に倒産してしまいました。

私は、数年前から両親が会社を立て直す為に苦労していたのを知っていましたので、
会社経営というものに興味を持っていました。
やみくもに努力するだけでは成功はできない。
会社の経営するために本当に必要なノウハウが知りたくて
コンサルタント会社に勤務したのです。

その後、小売流通のコンサルティング会社を経て、
兄が継ぎ、倒産から復活していた、
実家の厨房機器メーカーの東京営業所を任されるようになりました。

業務用のオーブン機器を飲食店などに販売していく中で、
お客様から売上の悩みや、人材不足、
出店場所が見つからない等々の相談にのったりしていました。

私は元々コンサルティング会社でコンサルタントだったこともあり、
機械の説明よりも経営に関する相談の方が得意だったようです。
そうやっているうちに、現場で活躍していたいろいろなオーナーや店主、
お客様からかわいがってもらえたのではないかと思います。

当時まだまだ珍しかったベーカリーカフェ、
天然酵母パン店、観光地のパティスリー、
ピザ専門店等、様々な業態の立ち上げに携わることができました。

特に印象に残っているのは60代の女性の方から
「パン屋さんをやりたい」という相談を受けました。
詳しく聞くと、家の敷地に店を作りたいという話でした。
私は早速、現地を見に行きましたが、人通りが少なく、
立地的には非常に厳しい場所でした。
私はその方に、「ここでは商売は難しいですよ。」と言ったのです。
するとそのご婦人は「私の夢を奪わないで」と必死な顔で言われたのです。

私はいまでも、このご婦人の顔を覚えています。
いまでもこだわっている「潰さない経営」という想いに加え、
利益を上げたいとか、儲かるからとか、そういう理由だけではなく、
“夢”の大切さや、熱い“想い”の大事さに
改めて気付かされたような気がしたのです。

「RE−LIVE」:第二の人生をサポートする会社を!

その後、以前勤めていた小売、流通のコンサルティング会社が
実は学校グループが母体で、新たに飲食のスクールを始めるため
一緒にやっていかないかと誘われました。
そこで、フード部門のスクールをある程度の規模に成長させることができたので、
フードスクールと、社会人スクールの担当役員に就任いたしました。

フードスクールという業態は、最終的には起業を目指す人が多いことや、
社会人の方が就職がしづらい傾向がありました。
もっと社会人が受けやすいようなカリキュラムや、
起業をサポートするようなスクールをつくりたいと思い、
2002年7月にリライブを立ち上げました。

リライブは単にスクールではなく、開業や就職に伴う全てのサポートを
していきたいと思っています。
今後は開業や就職までに限らず、卒業後のサポートも充実させて、
リライブの卒業生たちがずっと活用できるスクールづくりを目指していきます。

小川社長のテーマカラー

私自身は「情熱の赤」や青信号の「青」が好きなのですが、
会社のテーマカラーの「ピンク」には、
サービス精神や、優しさ、絆といった意味が加わります。

「一時の紅より、毎年の緑」

これは、ビジネスで一時花を咲かせるよりは、
永い期間緑でいられることが大切という意味です。

企業は急成長よりも、悪を為さずに、利益を上げ、
長く続いていくことが重要だと私は思っています。

また、長く続けることでブランド力も増していくと思います。

「学び方を学んで下さい。」 

単に教えてもらったことを覚える、理解するということだけでは、
大きな成長は望めません。
大切なことはどんな環境や職場であっても、
あなた自身が成長しなければ<損>であるということ。

そして、世の中には、貴方だけにとってベストの環境は存在しないはずです。
どんな環境や職場であっても貴方が成長して、
能力を高めるためには、“学び方を学ぶこと”が必要です。

成長し成果を上げることは決して『会社』の為だけではありません。
自分自身の能力を高め、自身の『価値』を高めることにもなるはずです。

真のプロというものは、どんな環境や職場であっても、
力を発揮できる人のことを言います。
どんな環境にいたって、自分が学ばなければ損をするだけです。
短期的な考えではなく、長期的な見方で、
自分が期待されている役割を認識した上で、
その会社や組織では[どのように成長する必要があるのか?
どうすれば成長できるのか?」を常に考えて行動してほしいと思います。

人は、何かの粗探しをしている時は成長できません。
だから自分のことを大切にするためにどんな場所でも成長を心掛けて欲しい。
そうすると仕事も段々上手くいきます。
大事なことは自分で学ぶ姿勢です。