代表取締役 岩波 裕之

株式会社ロックウェーブ 代表取締役 岩波 裕之

代表取締役 岩波 裕之

株式会社ロックウェーブ
設立 2005年10月14日
事業内容
  • 携帯向けECプラットフォームの開発・提供
  • 携帯CGMサービスの開発・提供
会社HP http://www.rockwave.co.jp/

己の存在の証明のために生きる

同志社大学工学部機械システム学科卒業後、最初の4年間はトヨタ自動車株式会社、
その後株式会社セブン-イレブン・ジャパンに同じく4年間勤め、
2004年にロックウェーブを創業しました。

ところが、実は最初は株式会社シマノに行きたかったんです。
当時から釣りが大好きでしたからね(笑)。
トヨタ自動車から内定を頂いた後、かなり悩みました。
趣味を仕事にする人生か、経営者を志す人生か・・・。
結局、経営者への道を選んだのです。

私が経営者を本格的に志すようになったのは大学時代。
もともと父親が銀行員から経営者へと転身し、まったく別人のようにイキイキと働く姿を
見ていたので、いつかは自分も経営者になるんだどうなとは思っていました。
それが決定的にビジョンに変わったのは、もう一人、自分の身近にいた
ある経営者の方からのアドバイスを聞いた時でした。

今でも師匠と仰ぐその方は、当時将来の方向性に悩む私に、
釣り糸を垂らしながらこう言いました。

「人間は、何のために生きているのか・・・。
人間は、己の存在の証明のために生きている。」

と。

その時、どうしたら人生を楽しくできるか考えていた私は、
その方が言う“己の存在”を最大限に周囲に証明できれば実現できるのではないか、
そう思うようになりました。

自分が生み出したモノで社会に貢献し、世の中から必要とされ、多くの人を満足させていく。
これが私の考える、最大限の“己の証明”なのです。

最初はとにかく死に物狂いで

トヨタ自動車での4年間は、とにかく死に物狂いで働きました。
新卒の自分には知識も経験もないので、最初の1年ぐらいはとにかく勉強勉強の毎日です。
セブン-イレブン・ジャパンでも同じです。

私はよく学生に、最初は大手へ行くべきか、ベンチャーへ行くべきかを尋ねられますが、
正直どっちでもいい。

どっちでもいいから、最初の3年間ぐらいはとにかく死に物狂いで働きなさい。
そうアドバイスしています。

ほとんどの新入社員が、自分は何をやりたいのか、将来どうなりたいのか悩むと思います。
でも、それは当然のことだと私は思います。まだ何も経験してないのですから。

最初の3年間はそんな事を考えて途中で投げ出すよりも、
目の前のことに必死に取り組んでみてください。

きっとその先に、その仕事のやりがい、意味が分かり、本当に自分が目指すべきものが
見えてくるはずです。

トヨタとセブンイレブンの間

当社はモバイルやインターネットを用いて、マーケティングにおけるデジタルデバイド
(環境の違いによる情報格差)を埋める事をミッションに掲げ、中小企業の方々でも
大企業と同じように平等にマーケティングを行い、ビジネスの成功に導くことを
事業としています。

今後もさらに多くの人を取り込んで、日本経済全体を豊かにしていきたいと考えています。

そのために必要なのが、トヨタ自動車の強みとセブン-イレブン・ジャパンの強みを兼ね備える、
ちょうどその中間のような組織を創ることです。

当社のビジネスは一見BtoBのように見えますが、実はBtoBtoCという、
その先にマーケットが存在しているのです。

ただ技術力だけ高ければいいというわけではない。

その技術力を基盤に、さらに、常にマーケットのニーズをくみ取り、
その変化に対応していくことも重要なのです。

そういう意味ではトヨタ自動車の確固たるノウハウと実績、セブン-イレブン・ジャパンの
マーケットニーズの変化に合わせた対応力、この二つが当社には必要なのです。

是非、上記を意識し、ロックウェーブに雇われて働くというのではなく、
社会から必要とされ働いているという広い視野を持って行動できる人と働きたいですね。