代表取締役社長 塚本 英樹

アースデザインインターナショナル株式会社 代表取締役社長 塚本 英樹

代表取締役社長 塚本 英樹

アースデザインインターナショナル株式会社
設立 2000年9月7日
事業内容
  • GPSによる産業廃棄物の処理工程の追跡とシステム管理
  • 産業廃棄物の適正処理を評価
  • 国の電子マニフェストの実用化、普及に向けたASPソフトの提供
会社HP http://www.edi.ne.jp/

起業ストーリー 「産廃業界を変えていきたい」

当社は、廃棄物の不法投棄や不適切処理を防ぐために「えころび」という事業を
行っています。GPSを使って、企業から排出された廃棄物がしっかりと適切に
処理されているかを監視できるシステムです。

これは当社で特許をとっていて、大手メーカーや処理業者、地方自治体などに
向けたサービスです。

私がこの事業をやり始めた元々のきっかけは、前職での廃棄物処理の仕事でした。

私はいろいろ事情があって、大学を中退して廃棄物処理の会社で働くことになりました。
ダンプに乗って朝早くから日付が変わる夜中まで、毎日毎日一生懸命働きました。

学生だった自分が、ダンプの運転手になったことで、周りからの見られ方が変わりました。
自分は何も変わっていないのに、今までと違う見方をされるのは辛い経験でした。

廃棄物処理業は、人の嫌がる仕事だし、やりたがらない仕事です。
でも自分がその業界で働いてみて、身を持ってその大変さや、この仕事の重要性を知りました。

人が嫌がってやりたがらない、でも社会からの必要性の高い仕事こそ、
もっと待遇や環境を良くしていかなければならないと思いました。

13年間、この仕事をしていて、業界の改善すべき点もたくさん見えてきました。

特に不法投棄の問題は、真剣に取り組まなければならないと思いました。

13年間この業界について勉強し、不法投棄を減らせる方法を考え、
廃棄物がどこから発生してどこへ行っているのかを証明できるシステムを作りたい!
と思い、この会社を立ち上げました。

社長が選ぶ漢字一字

「徳」

挫折や努力といった、苦しい体験の中から、人が本当に喜ぶことを知ることを知ることができます。
徳のある人は、人に喜んでもらえることをして、お金を頂いて、そしてそれを
また喜んでもらえることに使う。

そうやって周りの人や社会を良くしていこう、という想いがあれば、
応援してくれる人が集まってきて、違う形で自分に帰ってきます。

学生にメッセージを!

「経験があるからカタチにできる」

いろいろな経験を積む中で人は成長します。
ピンチの時に、その中でも生きがいを見つけられたり、解決策を考えたり、
そういう苦しい経験をすると強くなれます。

何かをやろう、始めようと思った時、上辺だけの知識ではカタチにはできません。

自分の目で見て、汗かいて、苦労して、挫折して、そういう経験でしか、
自分の課題は見えてきません。

私も13年間この業界にいて、良い経験も辛い経験もいっぱいありました。

経験のある自分だからこそ、この事業をカタチにできたと思いますし、
周りの人も信頼して協力してくれたのだと思います。

「極める、と思えるか」

どんな仕事でも経験は無駄にはなりません。
一つのことを、どんなに簡単なことでも、“極める”という想いでやっていけば、
どんな職種のどんなポジションでもやっていけます。

頑張ってください。