代表取締役 中川 武

中川化学装置株式会社  代表取締役  中川 武

代表取締役 中川 武

中川化学装置株式会社
設立 昭和35年4月1日
事業内容
  • 各種産業廃液処理プラントの設計・施工
  • 生産設備・装置の設計・施工
  • 化学機械の設計・製作
  • 純水装置の設計製作
会社HP http://www.nakagawakagaku.co.jp/

大学卒業後、父親の会社を独りで引き継いた10年間

23歳で父親が一人で仕事をしていた会社に入社しましたが、
当時は借金を返すまでの一時的なものと捉えていました。

しかし自分が加わってから、次第に社会にニーズが生まれ、父親に代わり
営業から図面を書き、注文を受け、工事を行い、メンテナンスに伺う、
全ての工程を一人で行う日々となりました。

営業に行ったその日に工事に行くなんて日もあり、お客様からは驚かれましたね。

そういった場合は「お客様のところは特別慎重にやらなくてはならないので・・・」
と全て自分一人でやっている事を悟られないように説明していました。

当時はものすごく大変でしたが、自分よりも朝早くから働き、
自分よりも夜遅くまで働いている人を見て、もっと頑張らなければと奮い立たせていました。

その後は徐々に人が入ってきましたが、
それまで自分一人で行っていた経験は非常に役に立ちましたね。

研究と見聞を広めた20年間

最初の10年間、従業員がある程度の人数まで増え、組織力をつけることができました。

その後は業界に様々なタイプの工場が出来上がり、
それらに対応する研究に投資する事が増えていきました。

また、弊社が活躍するフィールドも日本だけにとどまらず、台湾に進出したり
他の業界を勉強するために異業種の方々と交流したりと
先の事に向け力を注いだ20年間でありました。

日本の市場の完遂とバブル崩壊

自分達の研究により、日本におけるほとんどの工場に廃水処理を導入する事ができ、
日本の水は昔の比べると綺麗になりました。

しかし、そんな中、バブルがはじけ、日本での仕事が少なくなり、
会社として日本では売り上げを立てることが難しい時期がやってまいりました。

廃水処理の装置は非常に大型の装置となるため、海外で事業を行うには
海外拠点を立ち上げるしかありませんでした。

よって、日系企業の多いインドネシアや中国に拠点を立ち上げ、会社を維持していきました。

今後の目標

弊社のビジネスはメンテナンスを除けば、3〜40年間は大きな工事のない仕事になります。

よって、今後も国内の仕事が急激に増える見通しがないため、
今日本の企業が多く進出しているベトナムやインドに対し我々も力を注いでいき、
日本でなくアジアの水を綺麗にする使命で頑張っていきたいと思います。

社長のテーマカラー

青 こころが澄む色であるから。

社長が大切にしている言葉

誠実、努力 自分が今まで大切にし続け、ここまできた。

これから必要とされる人材&学生へメッセージ

必要とされる人材は努力をしっかりと出来る人材だと思います。

また、自分の小さな行動にもしっかりとアンテナを張り、
ただ毎回同じ事を繰り返すのでなく、どうやったら、前より効率的に仕事をこなせるか
と考えられる頭の良さは今後必要とされると思います。

そのような頭の柔らかさを持って、学生らしく社会にぶつかってきてもらえたらと思いますね。