株式会社プロマチックアイ 代表取締役 チーフプロデューサー 須藤 元久

株式会社プロマチックアイ 代表取締役 チーフプロデューサー 須藤 元久

設立 平成8年7月
事業内容
  • モバイルパソコン用インナーケース・
    アタッシュケースの開発
    (ブランド名:マーマレードストリート)
会社HP http://marmalade.co.jp/

どのような業務を行っていますか。

マーケティングという共通視点をそれぞれに活かしながら
おもに3つの業務を行っています。

1つ目はウェブ、デザインなどのコンサルティング業務。

2つ目がマネジメント業務。
赤ちゃんタレントやPRスタッフなどのモデルマネジメントを行っています。

3つ目にダイレクトセールス事業として
革やデニム、カーボンファイバーなど様々な素材を使用した
オリジナル製作によるカジュアルウエアやノートPC用のケースなどを、
こだわりと自社の特徴であるデザイン制作やウエブマーケティングを生かした
商品開発と直販サービスをニーズに合わせて提供しています。

ロードレースへの参戦

弊社は2008年まで継続して全日本ロードレース選手権に参戦し、
スポンサードやチーム運営などをしながら、プロモーション活動や
ウエア・コスチュームの開発を行っています。

そのフィードバックとして法人向けにユニフォームのオーダー製作、
個人向けにはバイカーズ向けのカジュアルウエアなどを展開してきました。

レースでのスピード感は私自身の業務スタイルとパワーを実感する「動」の部分であり、
また、緻密な準備・分析・駆け引きはクリエイティブワークや
マーケティング活動を正確に遂行するために必要な「静」の部分だと思います。

学生の皆さんへ

若い方へのアドバイスとして、
「スピードやパワーは若さではなく意識と経験により養われ、
増加し続けるものである」ということを伝えたいと思います。

何か軽い相談や依頼を受けたときに「今度暇があれば・・・」とか
「学園祭が終わったら・・・」などいう意識ではなかなか信頼を得られません。

つまり断るスピードとテクニックだけが「超一流」と評価されるわけです。
レースならこの時点で既に周回遅れグループですよ。
でも実際は「そんなに暇じゃないよ」と思っている方がほとんどのはず。
そこで既成概念を捨てて、周りを見たときに、意識や基準を変えた瞬間に達成できることもあると思います。
作業効率を10%上げるには大変な努力が必要ですが、
300%上げるのは意外と簡単だったりします。

こうやって相手や社会のためになる自分作りの時間をつくってみてはいかがでしょうか?
そして、考えることと情報を得るということは全く違うこと。
このことを意識してみて下さい。

今の若い人たちの中には、幼いころから「勉強」とは情報を蓄積するための努力と
テクニックであると思い込み、また親や社会からの評価基準も
情報をたくさん持って駆使できるかどうかでした。

しかしそれが確実に崩れてきているからこそ、
ベンチャー企業といわれる存在があるのだと思います。

情報を得るテクニックだけ上達して、いつまでも「情報の収集加工転売業」を
して「仕事がデキる」というような思い込みをしていたら、
いずれは越えることのできない壁にあたってしまいます。

学校でも仕事でも役に立たない勉強はありません。
受け身ではなく自ら工夫して学んでいくことが大切です。

「考えることと、こなすことのバランスは大切」です。
自分らしい生き方や仕事のスタイルを追及していって下さい。