代表取締役社長 百瀬 祐輔

株式会社百瀬 代表取締役社長 百瀬 祐輔

代表取締役社長 百瀬 祐輔

株式会社百瀬
設立 1895年12月
事業内容
  • 大手スーパー・コンビニ等への菓子販売及びサポート業務
  • オリジナル菓子食品の企画・開発・販売等
会社HP http://www.momose.co.jp/

どのような会社ですか。

お菓子の卸売業を行っています。
「お菓子」という言葉を聞いて、しかめっ面をする人はほとんどいません。
大抵の人が笑顔で「大好きです」と答えてくれます。
その人の笑顔を絶やさないようにするのが、弊社の使命だと考えます。
近年では、ただ商品を卸すのではなく、商品開発なども手掛けており、近年では海外メーカーとの取引も行っています。

設立から受け継がれたポリシー

祖父の代に飴細工屋から始まり、そこから百貨店との取引などをするようになり、
現在の会社が設立されました。
会社を運営していくなかで、時代とともに顧客やニーズは変化してきました。
需要や生き残るためのスタイルも変わっていき、私達はその時代のニーズに合わせて会社を変えていくことがポリシーだと思っています。
今後は、小売業が強くなるなかで、メーカーと小売業との間にたつ卸業の強みを活かした売り場づくりなどを考えていく必要があると感じています。

人生のターニングポイント〜父の涙と新たな出発〜

もともと私は二男で最初から会社を継ぐつもりはありませんでした。
大阪の大学に進学し、大阪の大手菓子メーカーに就職し、そのまま大阪にいるつもりだったんです。

ある日、兄の引退で、父から連絡が。
断ったもののその後も毎日連絡がありました。
当時は、社長になる自信もなく、現状の仕事にも満足していたため、何度も断りました。

そんなある日、電話の向こうで初めて父が涙したのを受け、後任を受ける決意しました。
とはいえ、いきなり社長として就任できるわけではないので、入社当時はだれよりも長く働き、
社員の信頼を得るので一生懸命でした。
そうして下から積み上げていく仕事の中で社員の喜びや苦悩を理解し、社長としての意識を高めていきました。

2008年はどんな年でしたか。

就任して3年目。
ようやく自分の目標通りに運べた年でしたね。
先代からの交代で、なかなか思い通りにならなかった部分も自分の方向に向いてきた、そんな年でした。

2009年はどんな年に。

昨年は地域限定商品の開発、売り場作りに取り組んできました。
今年は、賞味期限が30日以内の「生」に近い商品に力をいれていきたいですね。
本当においしいものを作るメーカーはいっぱいあります。
そうしたメーカーを広げ、お客様に届けていきたいですね。

最後に学生にメッセージをお願いします。

自分が生きた証を残すためにも自分がやりたい仕事をみつけなきゃいけない。
そこに命をかけるつもりでがんばって下さい。
そうやって頑張った人には、やりたい仕事がみえてくるし、必要としてくれる会社も必ずあります。
良い出会いを見つけて、がんばって下さい。